芯が強い自分は、どう決断するか

どうも最近夢を見ることが多い。それも、現実で考えていることに関係する夢ばかり。就活をしているから面接をしている夢を見たし、エンジンオイルの交換の心配をしていたら交通事故の夢を見た。まんま、現実で考えていることが、姿を変えてやってくる。

今朝の夢は、野球についてだった。昨日、妹と久しぶりにキャッチボールをしたからだろう。

小学校の教室の中で、日米野球が繰り広げられていた。僕は日本代表のキャッチャー。13回終了時点で15対15の平行線。そのまま、学校のチャイムが鳴った。どうやら試合は終了らしい。日米両チームの選手たちがホームルームに出席すべく、解散していく。そんな中、僕一人は不満であった。

そこまで行ったら、最後までやろうぜ。

その気持ちが勝ったのだ。だから僕はホームルームには参加せず、一人もくもくと再度会場のセッティングを始めた。ついでにさっきのチームメイトにも声をかけて、試合を再開できるように務めた。試合が終わった時に教室の外に出していた椅子や机を搬入してしまったから、先ほどよりも試合のスペースは小さくなってしまった。仕方がないとは思いながら、なるべく端っこに椅子や机を並べていく。そしたら選手たちが続々と帰ってきて、、、

とまあ、そんな感じで目が覚めた。時計を見ると10時半を回ろうというところ。朝の6時には起きようと思っていたので何やら損をした気分。それに、夢の中で14回からは僕が投げる番であったから、そこまで夢を見続けられなかったことにも悔しいさを感じられずにはいられない。それでも起きて、今日のやることに取り組まねば。

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とりあえず朝風呂に入って、寝起きの頭をすっきりさせる。風呂場の湯気が、今朝の冷えを物語る。もくもくとして鏡が見えないから、窓を開けた。すると今日はどうやら雨らしく、水が半濁点の音を立てている。久しぶりに聞いた半濁点は、気持ちいいくらい耳に入ってくる。いつも作業をする時に音楽をかけるのだが、今日は必要ないらしい。

この時期の、特に今年の就職活動で今やることといえば、大きく分けて3つだ。エントリーと、Webセミナーの受講と、テスト対策である。中には東京などに出向いてOBOG訪問などをする人もいるが、私はそこまでまだたどり着いていない。コロナの影響というのもあるのだが、僕の場合はそもそもエントリーに気が乗らないから、あまり進んでいない。志望度の高い企業というものが、あまりにも少ないのだ。

志望動機

なるものを、ES(エントリーシート)に書かねばいけない時がある。あなたがこの会社を志望するのはなぜか。こう聞かれて、何を書こうかと考えると、自分がどれほどその企業を志望しているのかというものが、はっきりとわかってしまう。志望度が高いものはスラスラと。反対に志望度が低いと、タイピングの指が進まない。その前に、志望理由が考えつかない。その会社のHPから事業内容を覗いては、その事業を志望理由にどう組み込もうかと考えている。自分が何がしたいとかは、その事業に沿わせるのだ。僕にしてみれば気持ち悪くてしかたがない。そのようなことができる人を就活上手とするならば、僕はその部類には入らないだろう。

今僕には選択肢があって、とはいっても片手に収まるほどだ。内定はもちろんまだなくて、受けるか受けないかという話である。

地元に残るのか、外に出るのか。

そのトピック一つでも、僕の就活は大きく振れてくる。はて、僕は来年の今頃、どこで何をして働いているのか。

ある人は僕にこう言った。


”あなたは芯がしっかりしているから、大丈夫。自信を持って。”


今ある一つの決断を迫られている気がする。その決断が、就活からの逃げとも捉えられかねない。でも、僕はそう思っていなくて、ある種の意思が固まりつつある。その決断というものは、はたしてその人が僕に言ってくれた”芯の強さ”と同様のものであるのだろうか。

結局最後は自分である、そんなことはわかりきっている。

だからこそ、難しいのだ。


自分よ、どんな決断をするのか。


そんな時こそ、温泉にでも入りにいく。

2020.3.13
おけいこさん

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