もっと強くなりたい

今この瞬間に目を5秒でもつむったならば、僕はそのまま寝ることができる気がする。隣で楽しそうな飲み会の音や声がするけれども、それすらも子守唄のように聞こえる。昨年の不眠症とは、なんのことであったか。さっぱり思い出せない。

寝ようと思えば寝られるのだけれども、そんな時に限って何か書きたくなる。書くことも特にないけれども、書きたくなる。まあゲンミツに言えばかけることがないわけではないのだが、何か心にあることを書いてしまうと、周りの人たちをいくらか傷つけてしまうような、そんな気がしてならない。でも今日は、とりあえず書く。

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就活ばかりしているから、そのことばかりが頭の中にある。それでも就活を通じて自分と対峙する機会が多くなったから、いいような、でも、そうでもないような。おかげで1月もそういえば、あっという間であった。

就活は自分の嫌な部分が見えたりする。僕が一番自分の嫌だなと思うことは、就活に対する相手の考えや姿勢、スタイルが自分と違ったとき、

こいつ何考えてるんだろう？

と、なんだかバカにしてしまうところだ。相手の考えを受け入れているようで、でもどこか舐めているところがある。その人にはその人の興味があって、やりたいことがあって、それらは自由で、でも敵視のような姿勢を取ってしまう。どうしてなのだろうか。

業界など、特にそうだ。就活生同士で話すとよくわかるが、業界への興味の違いは割と顕著に出る。建設とかメーカーとか金融とか、様々な業界があるけれども、本当に人によって目がいくベクトルが異なる。同時に、興味がない、もしくは合わない業界も、人それぞれ。そう、「ひとそれぞれ」で終われればいいのだけれども、僕の場合は心の中の一言が多い。自分の興味が相手の興味と合わないだけで心の中で

は？

と思ってしまうから、なんと汚い心なのか。いつから寛容性を失ったんだろう。

その人のことは、その人にやらせておけばいいのに。もちろん表では”頑張ってね”の一言と笑顔で済ませられるけど、心の中ではどうしてか批判めいたことをついつい考えてしまう。それって、嫌な感じ。

表にもそれが出ないうちにその自分の心をなんとかしたいけれど、どうだろうか。

だいたい、まだまだ心が未熟なのである。

もっと強くなりたい。

2020.2.4
おけいこさん