長期積立投資のメリットは自然にメンタルトレーニングができること
2013年に勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」を読んでから長期積立投資をはじめた。10年目になる。
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長期積立投資の理論的なメリットはさまざまなところで謳われているので敢えて説明しない。僕が主張したいのは、メンタル面でのメリットだ。
この本を読んだ僕は、すぐに証券口座を作り、投資をはじめた。はじめは月に投じた額は1万円程度だった。
例えば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を1万円買ったとしよう。※10年前にこの商品は無かったが、説明のためにメジャーなオールカントリーを例にあげた。
2022/8/23の基準価格は17,230円
2022/9/22の基準価格は16,731円
約3%減少だ。1万円を投資していたら300円の損となる。
1か月で300円減る。その程度なら全然痛くない。
毎月同額を投資し続けると、1年で12万円。仮に評価損益がプラスマイナス・ゼロで、その翌月に、前月よりも3%減少したとしよう。すると、3,600円の減少だ。3,600円無くなると思うと痛い。しかし、1年間、上がり下がりを見てきたのであれば、その程度、上がったり下がったりすることはあり得ると知っている。だから気にならない。
これを何年も続けることで、徐々に徐々に、下げに対する耐性がついてくる。10年近く投資していると、暴落局面を経験する。暴落局面でも売らずに買い続けて、回復する経験をしたら、さらに投資メンタルが強くなる。
仮に投資資金が1000万円だったとしよう。翌月、3%減少したら下げは30万円だ。ひと月で30万円吹き飛ぶと思うと辛いが、何年も投資を続けてきたのなら、30万円程度の下げではなんとも思わなくなる。
長期投資のメリットは理論的にプラスになるということだけでなく、投資メンタルを育ててくれることにもある。
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