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20.05.04 トイレの鍵は閉めない

小さい頃、「トイレの花子さん」という怪談話が怖かった。
私が小学生の頃だから、もう15年近く前の話になる。今もトイレの花子さんは健在なのかな?

学校の校舎3階のトイレで、扉を3回ノックし、『花子さんいらっしゃいますか?』と尋ねる行為を一番手前の個室から奥まで3回ずつやると3番目の個室からかすかな声で「はい」と返事が返ってくる。そしてその扉を開けると、赤いスカートのおかっぱ頭の女の子がいてトイレに引きずりこまれる
(wikipediaより)

これである。怖すぎる。
トイレに引きずりこまれたあとはどうなるのか?個室に引きずりこまれる、の意なのか、それとも便器に引きずりこまれる、の意なのか。便器の方だったら本当に嫌だし、その先は下水処理場なのですか?そうだとしたらやたら現実的だし何と言っても恥ずかしい。どちらにしても引きずりこまれたくなんかない。

小学生の頃にこの怪談話を知り、ピュアな私は恐れおののいた。
当時、習い事で大きめの建物に週2回ほど通っていたのだけど、平日の夜に閑散とした長い廊下を行った先にあるトイレが本当に怖かった。でも行かないとそれはそれで問題があるので行くのだけど、どうしても怖くて扉を全開にしたまま用を足していた。

習い事には小学生から高校生までが集まる。
その日も扉を全開にしていた私は、高校生たちが談笑しながらこちらに近づく気配を感じつつもどうしようもなかった。トイレのドアを開けて、小学生女児が扉全開にして用を足す姿を目にした彼女たちの心情はいかほどだっただろう。きっと、花子さんよりも身に迫る恐怖があったでしょうね。

その名残か、私は今でもトイレのドアを完全にしめることに抵抗がある。
流石にアラサーにもなって扉を閉めないことはない。それは犯罪に当たりかねないからね。でも鍵は閉めない(公共の場では閉めます閉めないという選択肢はない)。

そういう話だよ。

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