十二国記よんだ
3月のホワイトデーに小野不由美さんの「十二国記」シリーズ1作目「月の影 影の海」(正確には1作目ではない)上下巻を買ってもらった。そこから約1ヶ月半かけて、最新作「白銀の墟 玄の月」までの全9巻、冊数にして14冊を読み切った。
読みきってしまうとかなり寂しい。結構長いこと、朝の通勤電車から寝つくまでを十二国の世界に身を沈めて生活していたので。
ざっくり紹介すると、日本ではない隣り合う世界(十二国)で、国を統べる人の葛藤やそこに住まう人の生活をつむいだ話。長編、短編を織り交ぜてシリーズが進むのは私にはかなり不思議な感覚だったけど、そのどれもがお互いの作品の伏線になっている部分もあって、あっという間に読みきってしまった。
すでにいろんなところで言われているように、古代中国を彷彿とさせる世界観や人名、漢文調の言い回しなど、よくある西洋っぽいファンタジーとはまた違った雰囲気を持つ。私はもともとファンタジーとか冒険とかそういうのが大好きな部類なので、最新作が発表された2019年冬からずっと気になっていたけど、かなりの長命シリーズだったのでずっと手が出ないでいた。前職の同期も読んでいると知り、旦那さんからホワイトデーにプレゼントしてもらってようやく読み始めたけど、こんなにあっという間に読みきってしまうとは正直思っていなかった。
取りとめもなくいろいろと書いたけど、とにかく面白かったのでおすすめということが言いたかった。まだ読んでいない「魔性の子」を読んだら、もう一度読み直そうかなと思ってる。次作がいつ出るのかも楽しみ。
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