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20.05.19 蚊を討つ者これ最強なり

夏日が続いたかと思えば朝晩少し冷える日が続き、今日からしばらくは雨が続くらしい。
今年は春を飛び越えてしまった。コロナウイルスを避けて休日はずっと家にこもっていたせいもあると思うけど、天気だけを考えても春が短かったように思う。薄いグリーンの上着やピンクのカーディガン着たかったのに。

決して都会ではない、けれど小さくもない地方の街に住んでいる。駅から少し車を走らせれば田んぼが連なる県道に出るし、窓を開ければこの時期カエルの声がする。

そんな場所で夏を迎えるということは、つまり蚊との戦争が始まるということだ。
スヤァと気持ちよく眠っているのに、耳元でバカみたいな音を立てるアイツ。起き上がると姿をくらますアイツ。血を吸うに飽き足らず、かゆくしていくアイツ。

考えてみれば、蚊は「弱い者代表です」みたいなツラで闊歩している。
例えば「蚊の鳴くような声」。意味は「蚊の羽音のような小さい声」。は?めちゃくちゃ耳元で羽をぶん回すためにめちゃくちゃ大きい音がしますが?小さい音で蚊の羽音を聞いたことなど皆無ですが??
例えば「虫も殺せぬ」。意味は「小さな虫も殺せないほど優しい」。???小さな虫とは??蚊のすばしっこさをご存知でしょうか?ちなみに手を上下に挟むように叩くと逃げられないという特性があるのだけど、このようにこちらが知恵を絞らないと滅することができないものを殺さないことが”優しい”とは?意見の相違です。

このように、蚊は許されざる存在なのです。
蚊の鳴くような声はでかい声だし、虫を殺せる人間は最強なのだ。

今年も、夏がきた。

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