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■良い商品ができるまで。

どうすれば良い商品ができるでしょう?

・・・

そもそも、良い商品とはなんでしょう?

・・・

今日はこんなことを考えていきたいと思います。

良い商品ができるには、
「商品企画」と「商品開発」というプロセスを、
行ったり来たりすることが大切だと考えています。

まずは僕らの定義から。

ーーー
「商品企画」
→商品のアイデアや具体的イメージを抽象化し、
 さらに、その商品をより面白くすること

「商品開発」
→アイデアやイメージを具体化し、
 さらに、その商品をより美味しくすること
ーーー

例えば、

1、大久保が餃子を店で商品化したいと考える(企画)

2、小南が美味しい餃子を試食会で出す(開発)

3、大久保が味噌ダレ餃子にしたら面白いと言い出す(企画)

4、小南がその餃子に合う美味しい味噌ダレを試食会で出す(開発)

5、永遠にこれを二人で繰り返す(企画、開発で行ったり来たり)

・・・

こんな感じですね。

このように企画と開発を繰り返しまくって、

僕らの餃子は、

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こんな餃子から、(これもうまそう)

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こんな餃子に変身したわけです。

ちなみに僕は料理が全くできません。

僕は料理人をとても尊敬していて、
考えた結果、自分で料理することを諦めました。

なので僕は、
料理ができる人と一緒に商品をつくるしかありません。

つまり、企画しかできないのです。

料理=開発のことは教えれないので
そこはシェフ達に譲るとして、

僕からは
商品企画について少し触れたいと思います。

■商品企画力はどうすれば上がるのか?


普通の焼き餃子を、味噌ダレ餃子にする。

これは
簡単なように見えますが、いろんな気づきを与えてくれます。

企画段階で、

「ねぎだくにして見た目を新しく」
「味噌ダレにして珍しく」

こんなことをして、初めて餃子は面白くなります。

では、
餃子を味噌ダレにする、という発想は、
どうしたらうめるのでしょうか?

考えてみてください。

・・・

「センス」

と言えばそこまでなのですが、抽象度高いまま終わってしまうので、今日はこの言葉を使わずに説明したいと思います。

僕が企画者として大切にしていることが2つあります。

それは、

「商品の軸」「市場調査」です。


■商品の軸


冒頭の質問を思い出してください。

「そもそも、良い商品とはなんでしょう?」

ーーー
良い商品=お客様が毎日美味しいと思える料理
ーーー

僕はこう定義しています。

僕らのお店にとって、お客様の来店頻度は重要な指標です。

来店頻度を上げるためには、なるべく飽きが少ない方がいい。

飽きが少ない商品=定番

そして
普通に定番を出していても、周りと一緒なので、

定番のアップデートをする」

これが僕の商品企画の軸です。

軸があるので何かに振り回されず、シンプルなアイデアを出すことができます。

■市場調査


僕が味噌ダレ餃子を発想できた2つ目の理由は、
全国を食べ歩いているからです。

味噌ダレ餃子は
宇都宮のとある餃子屋さんがヒントになっています。

「イチゴ大福」は

イチゴ+大福=イチゴ大福

という感じで、
イチゴという既存の商品と
大福という既存の商品を掛け合わせて発想しています。

「アイフォン」も

電話+アイポッド+パソコン=アイフォン

のように
掛け合わせて発想されました。

商品企画もこれに似ていて、

1、過去のインプットがどれだけあるか?

2、インプット、という頭の引き出しから、掛け合わせができているか?

ということに尽きるわけです。

つまり
どれだけ食べ歩いていて、
どれだけ考えながら市場調査をしているか、
なわけなのです。

めっちゃシンプルですよね。

よく、
「お金がないから行けない」という人がいますが、
僕は違うと思っています。

お金がないからできない、という言い訳をする人は、
お金があっても何もしない人だと思います。

だって
お金が無いなら無いなりに、

低単価業態の勉強だってできるし、
少し高いコーヒーを飲むことも勉強だし、

いろんな勉強の仕方があります。

時間がない、と言っていって何もしない人にも似ていますね。

そういう人は大概、できない理由を企画することが得意なのです、笑

話を戻して前職でも、
企画力が伸びる子はお金がない中で食べ歩いていたし、
僕自身もお金がない時から外食が大好きでした。

旅行をしても
良いお店を探すことがとても好きです。

結局
好きこそものの上手なれ、なのかと思います。

この前も尾道に初めていきましたが、

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二泊三日で行っただけで、Google マップがこんな感じです。

赤=行ったお店
緑=行きたいお店

ちなみに
市場調査は、なるべく幅広く見ることが大切と考えています。

めっちゃ老舗とめっちゃ新店
低単価と高単価
カフェと居酒屋

などなど、

固定概念に縛られず、いい企画ができる気がします。

つまり

勉強の仕方」自体がとても重要です。

他店の商品を見た時にどう解釈するか?

これはどんな勉強をし続けてきたか?に左右されます。

勉強の仕方自体を勉強しましょう。

ミナデイン社の皆様へ

料理ができないと、商品企画をする時に、
固定概念に縛られることがありません。

というプラスの面もあります。

もちろん
料理ができると具体的な発想になりますので、
一長一短です。

何が言いたいかというと、

料理ができなくても企画はできるし、
もしかしたら誰かの企画の才能が伸びるかもしれない、

こんな想いも少しだけあって、
ミナデイン社員でつくる新橋メディアもスタートしました。

どんどん盛り上げていきましょう!

最後に、僕の新橋のマップ。

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