■「戦略」と「戦術」

前回の投稿で
「理念」と「ビジョン」の話をしましたので
今回は、それを達成するための作戦・方法について触れたいと思います。

よく経営は
「浪漫」と「そろばん」を表現されることがありますが、

理念、ビジョン＝浪漫
戦略、戦術＝ソロバン

こう考えてもらえれば
わかりやすいかと思います。

戦略とは
理念を達成するためにあるいくつかの課題を
突破するための大枠の作戦のことです。

戦術とは
その戦略に基づいた具体的な作戦のことです。

課題を大枠にまとめると３つです。

・どのように資金を集めるか？
・どのように売上を上げるか？
・どのようにコストを下げるか？

今日はその中で、

飲食店において
さらに運営面で重要な
売上の課題について考えてみましょう。

さて、

売上を上げるにはどうすれば良いでしょうか？

・・・

はい、

客数を伸ばすか、客単価を上げるか、ですよね。

客単価に関しては、
ある程度メニュー構成によって決まってくるので、

今日は
客数について真剣に考えていきましょう。

客数を伸ばす＝集客の課題なわけですが、

集客の戦術に関しては
三段階に分けて考えることが大切かと思います。

集客の三段階

●第一段階
　　「新規客をどう増やせるか？」
　　戦術例：立地選定、メディア露出、広告、ＳＮＳ
　　　　　　　 メイン商品の開発、など

●第二段階
　　「２回目リピーターになっていただくには？」
　　戦術例：サービス、ポイントシステムなどの販促
　　　　　　   日替わり商品の開発、など
　　　
●第三段階
　　「常連客に来続けていただくためには？」
　　戦術例：イベント・商品選挙などのコミュニティデザイン
 　　　　　　  裏メニューの開発、など

あくまで
戦術の例を並べましたが、

ぐっと
具体性と行動の精度が上がりましたよね。

会議でも
「どこに向けた戦術なのか？」
を考えると分かりやすいかと思います。

戦術に関してはいつもこの

具体性

を意識していきましょう。

そして
この戦術はミナデイン社の戦略に基づいています。

僕らの集客の戦略は

「１０００人のコミュニティデザイン」

です。

まちで長く愛されるお店をつくりたい、

また、僕らの強みを活かせるだろう、

そう思ってこんな作戦にしています。

ミナデインの皆様へ

結局ビジネスを言葉にすると、

・いくら使って
・いくら稼いで
・いくら残ったか

なわけなので

今日は
数字に偏った話をしてしまいましたが、

僕自身は
言葉にならない部分の方が
大切だと思っています。

戦術というのは、

お客様の感動と数字を結びつける

とても大切な行動です。

現場の皆さんは
あまり数字に寄りすぎず
お客様の満足度へ集中してください。