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■三河屋のサブちゃん

ミナデイン社の皆さん。

サブちゃんご存知ですよね?

・・・

知らない?

それは許されません。

コミュニティデザインを戦略としている会社の一員としては、許されませんぞ。

知らない人は、サブちゃんが出てくるまでサザエさんを見続けましょう。

さて今日は
そんな「サブちゃんから学ぶコミュニティ」がテーマです。

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      (画像はネットより拝借)

■コミュニティとは何か?


辞書で調べると、

ーーー
コミュニティ=
居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。
ーーー

こんな感じです。

わかりやすく言うと、

同じ場所で生活をしている
・深い関わり、人間関係

こんな感じでしょうか?

お店の常連さんなんかは、まさにそうですよね。

同じお店=場所
同じスタッフ=人間関係

ですからね。

では
コミュニティの定義づけをしたことで
これからは本題です。

■最強の御用聞き、サブちゃんという謎の男


まず、

サブちゃんは
「ちわーっす、三河屋です」
と言って勝手口から勝手に入ってきます。

通常泥棒が入るルートです。

そして次にこう言うのです。

「そろそろお酒がなくなったかと思いまして」

・・・

ああ、恐ろしい、、、

この恐ろしさがわかりますか?

・・・

サブちゃん

呼ばれてないのです
磯野家、サブちゃん呼んでないのです
もう、町中の誰にも呼ばれてないのです


それなのに、

勝手に来て、勝手口から、勝手に入っちゃってるのです。

それなのに、
誰も違和感なく、自然に家の中にいる。

この恐ろしさ(凄さ)がわかりますか?

・・・

飲食店に置き換えてみましょうか。

おかわりのドリンクを勧める時に、皆さんこの自然さ出せていますか?

僕は居酒屋でお酒を飲んでいる時に、
お酒を勧められることは嫌いじゃないのですが、

たまに
「この人、客単価上げたいの見え見え」
みたいな進め方のスタッフさんがいますよね。

なぜだかわかりますか?

それは、

・・・

お客様の会話を遮っているからです。

だから、
ホールにスタッフはサブちゃんを見習うべき。

いつの間にか
お客様との会話に入っていて、
(呼ばれてないのに勝手に行く)

いつの間にか
おかわりの注文を取る。
(勝手口から侵入)

ずっと前からそこにいたような、
御用聞き
にならないといけないのです。

そうした細かいことの積み重ねが、コミュニティを育てていくのだと思います。

・・・

さて
サブちゃんに
畏れと敬いの念を抱けましたね。

そうしたところでまとめです。

つまりコミュニティというのは、

同じ場所で同じ人間たちが過ごすようになり、徐々に、自然に、仲良くなっていくこと。

無理につくろうと思ってもつくれない、

けど、

つくったら心が豊かになる。

つまり人を幸せにできる可能性がある、わけなのです。

コミュニティとは、

例えば、

スタッフとお客様

というような
本来区切りがあるもの=関係性の壁を
少しずつ薄くしていくこと、つまり、

関係性の境目を曖昧にすること

僕はそう思っています。

将来的に
社員の家族が会社のバーベキューに参加して
みんなが仲良くなって、関係性の境目が曖昧になって、
コミュニティに育っていったらいいですね。


■ミナデイン社の皆様へ

ここまで
サブちゃんを褒めちぎりましたが、

昔の風習で、
お客様=正面玄関から
業者=勝手口から
という決まりがあったそうです。

風習に守られていたとしても、サブちゃんだからあんなに自然に磯野家に入り込めているわけです。

そこはやはり人間力能力

現代風にそれをアレンジして
マナーを守って、地域性に合わせて、
お客様の勝手口を見つけていきましょう。

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