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ぼくとシャチとマエボン

シャチとの出会いは突然に・・・

7月の半ば。珍しくtwitterでメッセージが届きました。「きっとスパムとか、出会い系みたいなやつだろう」。そう思いながら僕はメッセージを開きました。


シャチだ。シャチからメッセージが届いた。
そのシャチの名はかわし」さん。前田デザイン室のデザイナーです。

今回一緒にページを担当するということで、内容確認のためにメッセージを送ってくれました。

こうして一人(一匹?)のデザイナー(シャチ)とともに、僕のマエボン物語が始まりました。

「焼印」と「ジャキレンジャー」

今回ライティングで担当した二つのページは、まだ僕が前田デザイン室に入る前の出来事です。

まずは、とにかく過去のやり取りを探しました。
焼印が前田デザイン室にとってどんな存在か。その物語を調べるほどちゃんと伝えなきゃなという思いが込み上げました。
ジャキレンジャーとはなんぞや。それを遡るほど、マエボンらしく、前田デザイン室の楽しい雰囲気を伝えたい気持ちが生まれました。

そして、とにかく一度文章にして確認してもらうことに。
デザイナーがレイアウトなどを決める前に文章を出して良いのか不安だったというのが正直なところです。シャチに噛まれたらどうしよう。痛いだろうな。泣いちゃうかもな。でも、まあいいや。

そんな甘い考えで文章案を出した僕ですが、かわしさんはそれを優しく受け止めてくれ、さらに良くなるようアドバイスや確認をしてくれました。僕の発言の全てに一個ずつ丁寧に返してくれる。やりとりが増えれば増えるほど「かわしさんのデザインするページをより良いものにしたい!」と思いました。

マエボンは「前田デザイン室」そのもの

文章を書き、ページの修正をしながら思ったことがあります。
それはなぜ自分が当時経験していないことなのに、こんなに頑張って「面白くしたい!届けたい!」と思えるんだろう、ということ。
今考えてみるとそれは、そのページの内容はもちろん、その周りにいる人たちの魅力や楽しさを一緒に感じて欲しいからなんだと思います。

前田デザイン室には本当に多彩なデザイナーがいます。マエボンの制作の中で次々とUPされるデザインやプロダクトは見るたびに「かっこいいなー!」「素敵だなー!」「おもろいなー!」と語尾が伸びまくる日々が続きました。
しかしそれと一緒に、みんなが笑いながら楽しみながらプロダクトを生み出している様子が印象的でした。

「生みの苦しみ」という言葉があるけれど、それを全く感じさせない雰囲気。アウトプットするまでは絶対に大変だろうけど、みんなが楽しんでくれるから、何より自分が楽しいからもっともっと頑張れる!それを見たみんながまたプロダクトを楽しみながら生み出す。そんな循環がこのコミュニティにはあるんだと思います。

メインディッシュの連続に言葉のスパイスを

今回、僕はデザインコミュニティの雑誌の中で2ページライティングをさせていただきました。メインである前田デザイン室の皆さんのデザインが、なによりも一緒に担当したかわしさんのデザインやレイアウトが更に生きるように、僕の文章がちょっとしたスパイスのような存在になればいいなと思いながら文字を紡ぎました。

インタビューあり。
デザイナーコラボあり。
そして、前田デザイン室が生んだ数々のプロダクトあり。

初めから終わりまでメインディッシュの連続ですが、決して食べ飽きることはなく、最後のページをめくり終わった頃には最上の満腹感に満たされながらも、もう一度つまみ食いしたくなるような雑誌です。

ぜひ、デザイナーが作ったフルコースを召し上がれ。
真夏のシャチのデザイン 〜生まれたての文章を添えて〜


大久保忠尚


※ライターとして雑誌に名前が出る事が、とってもとっても嬉しいです!!
 これからももっとがんばります!ヤッホー!!

いただいたサポートは取材や今後の作品のために使いたいと思います。あと、フラペチーノが飲みたいです。