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旅の話

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時としてタメになるかもしれない旅の与太話。
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#旅とわたし

#9 インドの無償食堂で食べたごはんは温かかった

突然ですが皆さん、「世界で5番目に信者が多い宗教」をご存じですか?? 1位~4位は誰もが予想できると思うんです。 世界の宗教の信者数は、  キリスト教 約20億人(33.0%)  イスラム教(イスラーム) 約11億9,000万人(19.6%)  ヒンドゥー教 約8億1,000万人(13.4%)  仏教 約3億6,000万人(5.9%) (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) この次に多いのが、「シク教」です。 え、シク教?聞いたことない…… 

#7 ひとりエーゲ海のすすめ。など無い

初めて一人旅でリゾート地に行ったのは、ギリシャのエーゲ海でした。 僕が海外一人旅を愛するのは、独力で進むしかない冒険感や、かけ離れた環境で自己を見つめなおす時間、予想もしない展開や出会いのエンカウント率の高さ、これらがあるからです。 その時僕はちょうどギリシャの首都アテネに戻ってきたところだったのですが、ギリシャ北部にあるメテオラという巨大奇岩群のドラクエのようなエリアから、国境を越えて謎に満ちた国家アルバニアを訪問してきた直後で、自身の旅人ゲージが非常に高まっていました

#6 ミャンマーには串焼きで生ビールが飲める横丁がある

本日は、政権闘争に揺れるミャンマーのゆるい話。 僕は東南アジアの国々が好きなのですが、大好きな理由のひとつに、スコール明けの湿った生温い夕方に屋台メシとビールが最高に美味い、これがあります。 熱帯気候の絡みつく熱気を振り払うように喉に流し込むキンキンに冷えたビール。この瞬間のために生きているのよねー!!とエヴァのミサトさんも言っています。 でもいつも思うのが、基本的に瓶ビール。 シンハも333もラオもタイガーも、アジアの屋台は基本、瓶ビール。 いや、別に瓶ビールも悪

#5 中世中国のデザイナーズマンションに泊まってみた話

誰もが一度は、デザイナーズマンションなるものに憧れるのではないでしょうか。 奇抜なデザインや間取り、打ちっぱなしのコンクリート、オシャレな住人たち―― しかしいざ住むかとなると、そのオシャレさを住みこなせるかとか、デザイン重視でトイレなどの水回りが利便性悪かったりで、意外と躊躇してしまうのが人間の性。 どこかそんな生活に憧れつつも、オーソドックスな住宅で暮らすというのが実際のところでしょう。 そんなある日、僕は聞きました。 「中国に世にも奇妙なデザインの巨大集合住宅