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1ヶ月の育休を頂いて気づいたこと

令和3年5月31日〜6月25日まで育児休暇(正確には有給休暇ですが…)を頂きました。
妻が産休を明け、職場復帰するため負担軽減のために育児休暇を頂くことにしました。夫婦ともへき地勤務が義務づけられている大学を卒業したため、育児休暇をとると義務が延長してしまいます。それを懸念して育児休暇は頂かず有給休暇とし、妻は産休が終わって少しして職場復帰をしました。
休暇を頂いて気づいたことを思いのままぶつけたくって記事を記載することにしました。

まず、何より自分たちの状況を理解してくださった上司の先生方には感謝しかありません。快く「頑張って!」と背中を押してもらえてどれだけ心強かったことか…本当にありがとうございました。

育児休暇をとってよかったこと

・妻の職場復帰を少しだけど支援できた
・何より息子(通称:もんきち)がかわいい
・自分の時間(もんきち就眠中)はやりたいことができた
・昼間にお散歩できるのは気持ち良い!
・毎日の成長を記録できた(毎日写真をインスタにアップしてみました)
・育児の大変さを実感できた(完全に舐めてました…)
・妻に感謝された

まず、個人的には育児休暇を頂いて良かったなと思いました。制度はしっかりしているのに取得率が低い日本。本当にもったいない。生後2-3ヶ月のもんきちの日々の成長を自分の目で確認できるのは本当に幸せでした。我が子って想像以上にかわいいです(笑)
もんきちはお利口さんなので夜も割とよく寝てくれました。この点は助かりましたね。寝られなかったらもう少し違ったかもしれません。ただもちろん起こされる日もありました。ただ寝不足の日はもんきちと一緒にお昼寝ができたので、それもまた幸せでした。

もんきちが寝ている時間は自分のやりたいことができたので本を読んだり、勉強したりはある程度できました。ただ思っていたよりもできなかったなぁと言うのが率直な感想です。。。

まぁ大変なことも多かったんですが、もんきちの笑顔が見れれば疲れも一気に吹っ飛んじゃいましたね(笑)いや、ほんとに。このために頑張っているんだぁって感じ。写真や動画じゃ伝わらない、あのなんとも言えない感じ。。。一緒にいる時間が長いからこそ味わえる体験ではないかと思います。

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育児休暇で大変だったこと

・もんきちが寝たり起きたりするのに合わせた生活になる
・意外と自分が思っているようにやりたいことができない
・生活リズムが崩れる…(夜のミルクの時間がまちまち)
・ミルクを飲まないのがストレスに…
・献立考えるの大変…(主婦の皆さんの気持ちわかりました)
・天気って重要(洗濯や買い物のタイミングを図る必要がある)
・買い物にいくのも一苦労…
・社会的に孤立してしまう

正直、思っていた一千万倍大変でした。舐めてました。ごめんなさい。産休中の妻はもっと大変だったはず…マジ感謝。
良かったことにも書きましたが、男性諸君はぜひともこの大変さを少しでも経験したほうがいいと思います!!これを経験して本当に出産を終え育児をしてくれていた妻のありがたみがわかりました。
第2子が産まれた際にはもっと理解してくれる夫になりたいなと思います。

さて、本当に本当に育児は大変でした。夜のミルクの時間はマチマチなので2時から6時の間いつ起こされるかわかりません。逆に朝までぐっすり寝ているときは「えっ!?大丈夫??」ってなり目が覚めます(笑)。人間ってわがままな生き物です。
日中ももんきちが覚醒しているときには相手をしなければなりません。寝ているときは良いんですが…その睡眠覚醒リズムが読めない(笑)自分が集中モードになったら起きるし、お買い物に行こうかなぁと思ったら寝るし(^^;)自分のペースや思った時間にTo doができないのは結構なストレスでしたね。
おかげで育児休暇中にやりたいなぁと思っていたことの半分くらいしかできませんでした。まぁ半分もできたらOKか!

あと、ちょっとお出かけするのも一苦労です。スーパーまで買い物に行くにも、もんきちを車に乗せるまで家と車を3往復くらいし、チャイルドシートに固定し出発、スーパーについてチャイルドシートを解除。その後、抱っこひもを巻いて抱っこし、準備をしてお買い物。ぐずり始めるの可能性も考慮し手短に(そして買い忘れをします(笑))。買い物が終わったら抱っこひもを解除、チャイルドシートに乗せ帰宅。そしてチャイルドシートを解除し家と車を3往復ほど…
ちょっとそこまでいくのに工程多すぎるでしょっっっっっっっ!!
ベビーカーじゃたくさん買い物できないし。スーパーまで距離あるし。
しかもこれに雨だともう最悪。。。
と、ちょっと買い物にいくのも本当に大変でした。ただ、田舎なのでスーパーのおばちゃんにはアイドルのごとく声をかけられ「かわいいねぇ♪♪」の嵐(笑)それは嬉しかったですね。

最後に、これ本当に本当に重要だと思いますが、、、

周りに友達とか知り合いとかいないと完全に孤立しちゃいます。お喋り好きな自分としてはこれが一番つらかったです。後半ちょっとノイローゼになりかけました。それくらい辛かった。おそらく、出産を終えた妊婦さんはこれを経験してるんだなぁ。夫婦の会話は大事だったんだなぁと反省しました。
赤ちゃん第一なのは当たり前かもしれませんが、社会と繋がりが持てなくなるのがこんなに辛いことだとはつゆ知らず…仕事ってこの社会とのつながりを作ってくれている重要なものなんだなぁと認識できました。
年取ったらどうしよう…というか、これもうすでに問題ですしね。

余談ですが、こういう社会的繋がりについてもアプローチできる総合診療医・家庭医になりたいなぁと思います。
社会的処方について、自分が経験してみてその重要性が身にしみてわかりました。繋がりって思っている以上に重要でした。これからの人生でなにができるか考えてみようかな。

育児休暇について考える

色々書きましたが育児休暇ってなんのためにあるのかな?と思いました。もしご意見があればコメントを下さいm(_ _)m
自分は妻の職場復帰の支援のつもりで頂きました。1ヶ月休みを頂きその後は夫婦とも働く予定です。もんきちは病院職員が利用可能な保育園に通ってもらうことにしました。

もんきちが保育園に通えないなら育児休暇をガッツリ取らないといけなかったでしょうね。待機児童が問題になっていますが、これ社会の生産性を上げるためにも早く解決しなきゃいけない問題だと思いました。保育園で面倒をみてもらえるなら、思いっきりとまではいかないもののある程度お仕事できますもんね。熱出したり病気になったりしたときはまた大変かもですが…


あとは育児休暇の制度そのものですよね。男性の産休も今後できるみたいですが、どうなんでしょうね?
どっちかと言うと働きたい女性を早く職場復帰させて上げるほうが良いんじゃないかと思います。休むことに対して気が引ける面も大きいでしょうし、産休だけでも2ヶ月近く職場を離れてしまうので。育児休暇で1年休んじゃうと職場復帰しづらくなるんじゃないのって思いました。
長い休みじゃなくて、職場と繋がりがもててバランス良く働けるような休暇制度のような育児休暇もあったらいいんじゃないかなぁ。コロナ禍でテレワークも広まってきていることですし、うまくテレワークを組み入れるともっといい育児休暇の制度ができるのでは?とあくまで理想ですが…

個人的にはもっともっと女性が働きやすい社会になればいいなぁって思います。うちもそうですが、妻のほうが優秀な家庭は多いんじゃないでしょうかね(笑)?そんな女性がもっと活躍できる社会のほうがいい日本になっていくと思いませんか?
そうなっていくためにも我々、夫が一番の協力者である必要がありますね。

それから子育てはチームでやらなきゃうまくいかないはずです。そのチームをいかに広げていくかが重要な気がします。夫婦はもちろん。おじいちゃんやおばあちゃんも。会社の上司や同僚・部下も。そして社会全体としても。日本に産まれてくる宝のために協力しあっていけるといいな。

まとめ

長くなりましたが、今の自分の思いを残しておきました。
育児休暇をとって本当に良かったと思います。パパの皆さん、勇気をだして「育児休暇頂けませんか?」言ってみませんか?仕事をする以上に新しいことに気づけますよ。

僕は来週から仕事です。きっとまた大変なことがあると思いますが家族3人仲良く生活していきたいと思います。

最後にもう一度、育児休暇を許してくれた上司の先生方、ありがとうございました。そして、産まれてからずっともんきちの面倒を見てくれた妻、頑張って働きはじめた妻に感謝です。

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