見出し画像

「GS美神」やっぱ好きだなという話

皆さんは「GS美神極楽大作戦!!」という漫画をご存知でしょうか。
1991年から1999年まで週刊少年サンデーで連載されていた椎名高志先生による人気作品で、アニメ化もされています。

椎名先生といえば最新作の「絶対可憐チルドレン」が完結したことで最近ネットニュースにもなっていましたよね。
連載期間は16年に及ぶとのことで…本当にすごいなあ。

さて話は戻って「GS美神」の内容を一言で説明すると、主人公であるゴーストスイーパー(以下GS)の美神さんが、助手の横島くんやおキヌちゃんとともに悪霊退治をする話です。

これだけだと「あ、ハイ」という感じなのですが、現代社会とオカルトが融合する世界観や魅力的なキャラクター、シリアスとコメディの絶妙なバランスなど一気読みしたくなる要素がたっぷり。

私はもう何度読み返したか分からないくらい読み返しているので当然展開も丸暗記しているのですが、それでも毎回時間を忘れて一気読みしてしまいます。

このアカウントは自分の好きな物を詰め込む宝箱にしたいので、ここらで自分がいかにこの作品を好きか書き記しておきたいなと思います。


・現代社会とオカルトの融合
怪異が出てくる作品は世間一般にその存在が認知されていないものも多くありますがGS美神はそうではなく、プロのGSを名乗るには国家資格が必要であり「儲かる仕事」として一般に広く認知されています。

作中でもその国家資格試験の様子や、除霊道具のショップやオークションの様子などを窺うことができ、あくまで科学が基盤である現代社会にオカルトが自然に溶け込んでいる様に「フィクションの醍醐味」を感じてワクワクします。

・魅力的なキャラクターたち
主人公の美神さんはGSとしての能力は世界トップクラスで、美人でスタイルも抜群の完全無欠なお姉様。
ただしめちゃくちゃ金に汚く自己中心的。目的のためには手段を選ばず、作中では敵味方問わず「冷血」「悪魔」などと形容されています。

他のキャラクターもお綺麗な部分だけではない人間味のある人ばかり。
主軸が悪霊退治なので常に危険と隣り合わせなのですが「正統派のヒーロー」ではない彼女らだからこそ胸を打たれる場面は多々あります。

正義感の強い人が時として独善的であるように、長所や短所は見方によって変わる。
そんな風に単純な好き嫌いでは測れない人間的な魅力がこの作品のキャラクター達にはあるので、読み返すと毎回新鮮な気持ちになります。

・シリアスとコメディのバランス
前述した「常に危険や死と隣り合わせ」という点ですが、物語そのものはギャグやブラックジョークを交えて軽快なトーンで繰り広げられます。
基本的には笑いながらサクサク読めるのですが、要所要所でハラハラやドキドキもさせられ、飽きずに一気読みしてしまうバランスの良さがあります。

…これnoteを始めて以来の長文なのでは。

果たしてここまで読んで下さった方がいるのかわかりませんが、読んだことのある方に共感してもらえたら嬉しいなー。
本当に面白い漫画なので、読んだことのない方にはぜひ読んで頂きたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?