偉大なる振り返りの効果
毎週土曜日に一週間の振り返りをしている。
仕事だけでなく、プライベートも含めた振り返りをしている。
B5サイズのルーズリーフを使い、見開き2ページを使って、健康、知識・教養、家族、心、仕事、経済の6つの分野にわたって振り返りをする。
仕事をしているとどうしても仕事中心になり、プライベートのことをおろそかにしてしまう。しかし、仕事も健康や家族などプライベートが安定していてこそ集中して取り組めるものなので、忘れないように毎週チェックしている。
チェック項目を設定して、それらに関して今週できたかできなかったかを振り返り、行ったこと、気づきなどを自由に書いている。
チェック項目とは例えばこんな感じだ。
健康の分野では、規則正しい生活、睡眠6時間以上、毎日のこまめな運動などなど……。各項目8個くらい設けている。
そのなかで、家族の項目のなかに、「家事を積極的に行う」というチェック項目がある。とても高邁な心がけではあるが、これが全然できていない。
正直だいぶ奥さんにやってもらっている。
なので、キッチンや洗面所など家の中で、使い方、収納方法がわからない部分がけっこうある。まずいな、悪いなとは思うものの、なかなか改善できずにいた。毎週、「家事を積極的に行う」という欄を見ては、できていないと認識するだけで終わっていた。
そんな状態が続いていた先週の土曜日、いつものように振り返りを終えて、トイレに行ったところ、トイレットペーパーが残り少なくなっているのに気づいた。
ここで閃く!
「そうだ、トイレットペーパーを替えるなどこまかなことを積極的にまずはやってみよう!」
小さなことだけど、こうしたことを積み上げれば、無理せず家事をする量を増やすことができる。おいおい、そんなの大したことにならないよという内なる声も聞こえはしたが、いままでよりは確実に増えていることは確かだ。
さっそく、なくなりかけている方のトイレットペーパーを使い切って、新しいものに取り替えた。
気づいたことは、あるべき姿と現状を比較して差があると、人はその差を埋めようとする、ということ。
別に誰かに言われたわけではない。
毎週、家事を積極的に行う、というチェック項目を見ていただけだった。それが、家事をあまりしていない現状との差を認識すると、なんとかしようとした。ほとんど無意識のうちに。
不思議なものだ。
でも効果は大きい。
PDCAというものがある。
よくC(チェック)が大事といわれるが、まさにそうだ。
だたC(チェック)をしていたら、A(アクション)に結びついた。
振り返りって、大事だなと思う。
毎週なんとなく見ていただけだったけど、行動に結びついたのだから。
自己満足かもしれないが、気分が良かった。
これからも振り返りを続けていこう!
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