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笑にもすがる思いで

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自身のガン治療中は藁にもすがる思いでしたが、笑にもすがることが多かったです。ガン治療実体験の中でクスッと笑える出来事や面白話をまとめてみました。時には全く治療に関係ないのもありま…
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#思い出の曲

#1 41歳お笑い芸人が「ガン」になりまして・・・

************************** 「下咽頭がんの疑いがあります」 え?かりんとう?お菓子の? 違う! かいんとう?がん?えっ? 岡安は突然「ガン」と闘うことになりました。 ************************** 世界中がコロナウイルスで大混乱の2020年。 イベント、ロケ、お笑いライブなどの相次ぐ中止が重なり仕事が大激減。そんな芸歴20年のお笑い芸人に追い打ちをかけて襲い掛かってきた病魔が… 「ガン」でした。 もう何が何だか分か

#32 放射線治療室に曲名が思い出せないけど絶対聞いたことのある曲が流れていました。

通いの放射線治療は土日、祝日以外は毎日ある。 受付をして、名前を呼ばれ、放射線室に入るといつもリラックス効果のある曲がいつも柔らかく流れている。 上着を脱ぎ、半裸で台に乗り、体と機械のポジションを合わせマスクを被る。 スタンバイができると技師の先生方は別室に移動し機械をコントロールし、首にあるガンに轟々しい音と共に放射線を照射。 照射時間は体感で5分ないくらいであっという間に終わる。 あっけないのだが、これを繰り返すことで岡安の中に潜むガンを倒すことができるのだ。