2020.2.15、トークイベントメモ

2/15秋田公立美術大学にて


津田大介さん、
相馬千秋さん、
トークイベント
「芸術はいかに観客を信じられるのか」

・130席ほど客席満席
3分の1ほど、あいちトリエンナーレ2019を観にいったと挙手。
・相馬さんの、2011年フェスティバル/トーキョー「アート・ジャーナリズム・アクティビズム」シンポジウムに津田さんゲストが最初。
・演劇や映画は、チケットを買って最初から最後まで観る共犯関係が結べるが
見てない共犯関係を結べないひとが抗議してきた。
・北川フラムさんは意図的に社会問題を扱ってない。

・観客の種類
ボランティアもやる A
コアなアートファン B
話題だから初めて行く C
見ないひと D

・Dに届く都市型の芸術祭で寝た子を起こした、不寛容。
・キュレーションが悪かったというのは、どんな形にみせても結局は炎上したと思う。
・あいちトリエンナーレ芸術祭そのものがパフォーミングアーツになり、どういう言葉を発するのか、情の時代を全員で演じることになった。
・こういうトークイベントをトリエンナーレ期間中にやるはずだったのが、時間差でやれてる感じ。
・Jアートコールセンターは
アーティストがつくった公共圏の再設定。ミクロな公共圏。
・非常事態に声を荒げるのは男性的、政治的な進め方に乗れない女性アーティストもいたし、日本語を話せないアーティストもはじかれた。
・どこまでが計算だったのか。
ジャーナリズムにとって表現の自由は命よりも大事なことを、芸術監督としての立場から、人質にとられた安全と命のために、展示中止、生き恥の決断だった。
・津田さんのスピーチとダイアローグは限りなく近いが、アーティストは、オーディエンスの存在、どう見られているか、外向けの言葉が乖離していた。
・学生から高嶺さんへ津田さんを呼びたいとリクエストした。本当に呼べるのか、手続きが大変、自己検閲、忖度、やりたいことをやること、迷惑かかる人がいるかもしれないが価値のほうが上ならやったほうがいい。
・台湾ではありえない。
中国からの言論統制に反発して、言論の自由を守ることが台湾のアイデンティティー。
・非常事態のコミュニケーションは、100点の対応は無理だけど、そのなかでなるべく対応する。
・現場にいたという経験は遺伝子として残っていく。
今回ボイコットしなかったアーティストは、次はボイコットするかもしれない。
違うアクションの選択肢がとれる。
・大学のビジネス化、安倍さんの愛国心教育、教育は10年単位。シチズンシップ、草の根の活動。
・芸術祭の見方をひろめるボランティア、それが教育に戻ってくる。ラーニングが大事。
ラーニングがボランティアを深めてくれた。
10年やると展示を守りやすくなる。

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