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人の生まれかわりはありません

ルドルフ・シュタイナーに
凝っていたことがあります。

その界隈では有名な
鈴木一博さんや高橋巖さんの講座に
参加したこともあります。

シュタイナーというと
教育が有名で
「シュタイナー学園」という
学校もあります。

当時の私には
なかなか魅力的なことが
たくさんあったので
そのときはけっこう興奮していました。

シュタイナーは神智学の流れをくむ
神秘主義者なんですね。

神智学というのは
宗教全体をまとめあげてしまう
といった壮大なイメージをもって
始まった運動のようですが
神智学協会も分裂したりしてね。

シュタイナー自身も
神智学ならぬ人智学(アントロポゾフィー)協会という
別の系統の組織を作りました。

まぁ
人の考えは脳みその中に閉じ込められているので
本当の意味で何もかもわかり合う
っていうことはできないんでしょうね。

シュタイナーの主要著書の中に
「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」
というものがあります。

シュタイナー自身は、
「霊的存在」が見えたようです。

「霊的存在」と言っても
テレビなんかでよく出てくる幽霊ではなく
人間の存在を超えた存在で
生命が生まれたり亡くなったりする背景で
いろいろと活躍していると
シュタイナーは言います。

そしてこの本は
霊的存在が見えない人が見えるようになる
さらにはこの世界の本当の仕組みが
見えてくるようになる修業の方法だ
とのことです。

ヘエーっと思いながら
私もこの本にそって
いろいろやってみました。

あるときは
この世界の背景でうごめいている霊の存在を
感じ取ったような気持ちになったこともあります。

でもね、
今から思うと
自己催眠による幻覚だったんですよね。

たぶん。

今の私は
シュタイナーはいわゆる
統合失調症を抱えていたに違いない
と思っています。

確かにこの世界は
人間の感覚の限界をはるかに超えた
神秘に満ち満ちています。

しかしそれは
シュタイナーの言うような
「霊的存在」の仕業ではないでしょう。

ましてや
シュタイナーが言うように
人の生まれ変わりなんてない
と確信しています。

人の意識は
動物の進化が生み出した
イリュージョンなのですから。

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