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今日は、何の日?

 今日は、何の日?今日は、海外旅行の日です。この云われは、日付が
遠(10)くに行く(19)の語呂合わせで制定されたそうです。

 日本で海外旅行が盛んになり始めたのは1970年で、1972年には
海外渡航者が150万人になってその後、急激な増加をしています。私の生まれた年1950年はわずか8,900人です。また、私が初めて海外旅行に行った1974年は、95万人です。ちなみに2018年は19百万人で直近10年間で大幅に急増しています。

 今や海外旅行は、身近で誰でも手軽に行ける時代になったいえるのではと思います。実は、私にはこの海外旅行に関しては、あまりには偶然にしては神様がくれた唯一の幸運として大切にしていることがあります。今まで誰にも披露したことはありませんが、折角の機会ですのでご披露したいと思います。

 それは、私が無事、大学を卒業し就職の内定も頂いたので海外旅行をしたいと思っていました。春休みで田舎の実家に帰省していた時に、内定先のT銀行が内定者のための海外旅行を募集をしているとの情報を得たのです。ただ、「私は直ぐ申込みしなくても、正月明けの1月13日の内定者懇談会に出向くのでその際に申込みさえすれば十分間に合う!」と勝手に高を括っていました。1月13日の当日が来て、「申込み」をしたのですが、担当者から「生憎、募集人員に達し締切しました。」と空しい回答を受けたのです。

 私は、これでは、自分として納得が行かないので、「何とか自分の力で行こう!」と決意し、自分で銀行から融資を受け、友人を誘い2人でその内定者向け海外ツアーと同じ時期、行先に向かったのでした。ここで事件が起きたのです。それは、前記の内定者向けの海外旅行の飛行機が事故で墜落し、乗客・乗員全員が死亡したのです。

 これは、私が欧州内旅行し内定先のT銀行欧州支店にご挨拶に伺って知ったのでした。急いで実家に国際電話を入れ、「自分は無事だよ!」と伝えるも電話の向こうからは、「『てっきりお前は当該の飛行機に乗っていて死亡した。』と思っていた。」言われ大泣きされました。

 こうしたことは、人生において始めてであり、その後約40年生きてきていますがこういう幸運はありません。「神様が一度だけ幸運を授けてあげよう。それに甘えず一生懸命励みなさい!」というメッセージではないかと
思って、以来、「私はこの幸運に感謝し悔いのない人生を必死で生きて来ました。」と少なくともそう言って最後を迎えたいと思います。感謝!

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