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どんな子にしたいかではなくて|育児日記

この子がどんな子か。

息子は、甘えん坊だ。
赤ちゃんってそういうものなのかもしれないけど。
お昼寝は、基本的に抱っこでしか寝ない。それで1日に6時間お昼寝したりする。
ママにくっついて体温を感じながらぐっすり寝たいのだ。
人肌は気持ちいい。
私は時々眠れないことがあるけど、夫に後ろから抱きしめられて包み込まれているとぐっすり眠れたりする。
だから、抱っこで寝たい息子の気持ちもわかる。

息子は、よく食べる。
特にお肉とお芋とヨーグルトが好きだ。パンは砂糖不使用ジャムをつけるとよく食べる。どろっとしているベビーフードは嫌いなので、大人と同じ固さの食べ物を好む。
手づかみ食べが好きで、お食事スタイの中に手を突っ込んで、落ちた食べ物を掴んで食べている。
最近はスプーン食べも練習中だ。すくえなかったり、すくえたと思ったら投げてしまったり、もどかしい姿が可愛い。

息子は、よく転がる物が好きだ。
ボールや丸い積み木をコロコロと転がして、ハイハイで追っかける。一度に何個も転がすのが好きみたいだ。物を投げるのも好きだ。
夫が、コップ重ねのコップをその場で回転させてみせると、興味深そうに眺めていた。

親としては第一に、健康で幸せになってほしい。
よく食べてよく寝てよく遊んでほしい。
そのために支援センターに行ったり、愛着形成にいいと言われる接し方をしたり、知育遊びをしたり、健康的で好きな食べ物を与えたり…

でもそれらも、やりすぎないようにしたい。

親としてどうしたいか、よりも、まずは今の息子。私。夫。
家族として、それぞれがどういう人間か。どうしたら心地よく毎日穏やかに過ごせるか。

息子が将来どんな大人になっているかを想像することは楽しいし、そのために今出来ることはやってあげたい。

「のびのびと育てたい」
きっと親なら誰もがそう思っているはずなのに、大人の考えや社会で子どもに制限をかけてしまっているような気がする。

私の住んでいる地域には、人工的な子どもの遊び場はあるものの、公園や道路にはゴミが落ちていて、道には多くの車や自転車が走っている。

都会ってなんて窮屈なんだろう。

県内から出る予定はないので、息子はこのまま都会っ子として育つんだろうけど、なるべく色んな場所に連れていって自然に触れさせてあげたい。

息子は、明日で1歳。

つかまりながら歩いていることが増えたし、1歩2歩ならもう歩くこともできる。

自分の力で、自分の意思で、世界を知ろうとしている。
一度でいいから、息子の視界に入ってその世界をこの目で見てみたいとさえ思う。

先のことばかり気になってしまうけど、手のひらを伝う水の鮮やかさに喜ぶ息子の顔を、こういった日常のささやかな感動を、ずっと覚えていたい。

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