オカヤドカリを調べる。
オカヤドカリ
陸で生息するヤドカリ。
大切に育てれば、寿命は5~20年。
雑食。でもえり好みをする。
エラ呼吸。
脱皮を繰り返し成長する。
脱皮は命がけ。
脱皮のために砂に潜ると数週間~数か月戻らない。
乾燥すると死ぬ。
湿度と温度の調節が大切。
オカヤドカリ自体に匂いはない。
食事や排泄物を取り除けば匂いはしない。
昼はほぼ寝ている。
ナキオカヤドカリは鳴く。
未だにオカヤドカリの生態は謎に包まれている部分がある。
調べて分かったことを
毎日彼に話す。
動画を見て笑う。
踏みつけてしまえば、すぐに死んでしまいそうな生き物。
だけど、なんてたくましい。
1年ももたないような生き物だと思っていたら
何十年と育てている方が沢山いて
とても大きく育っている。
野生だと30年ちかく生きる子もいる。
30年近く生きたオカヤドカリの画像を見つけた。
もう可愛いを飛び越えて
タランチュラのような雄々しい姿に。
ますます興味が湧く。
そんなことを続けて1ヵ月ほど経過。
ザリガニではなく、オカヤドカリを飼育してみたいなぁ。
毎日、調べていると彼からまさかの一言。
「オカヤドカリ、飼ってみたら?」
え!いいの?なんで?
「だって、毎日熱心に調べてるし。
手伝うし、応援するからやってみたら?」
許可を貰うとしり込みしてしまう私。
それからまた数週間悩む。
引っかかったのは
自然で生きると長くて30年の命が
飼育すると短くなること。
わんちゃんやねこちゃんは室内で
大切に育てると、外で生きるより確実に長生きする。
オカヤドカリは違う。
それって悲しくないかな。
私が飼育することで、もしかしたら
もっと長く生きられたかもしれない命を
短くしてしまうかもしれない。
果たして、それはオカヤドカリにとって
幸せなことなのだろうか?
そんな私の不安に、
「自然で生きたら3日ももたない個体もきっといるはずだよ。
大切に育てるならいいじゃない。
チャレンジしてみたら?」
彼は道しるべを示してくれた。
大切に育てるから、うちに来て欲しい。
オカヤドカリを調べて、悩んで、飼育をするまでの道のり。
生き物はおもちゃじゃないから
ちゃんと悩んで悩んで悩んでから迎え入れよう。
だから悩んで悩んで悩んだ、結果。