玉砕の美学 24

2024年6月3週

正確な情報ではないが、今年の年明け?いや、もっと前かも知れないが、ゴール前のカメラの見え方が変わった気がする。初めはカメラの位置が変更されたのか?と思ったが、全場で同じなので、これは放送の仕様に問題がある気がしている。

具体的に言うと、ゴール前のスロー映像で外が有利に見えるのだ。これは外だなと思って着順を書き込んだ後、いや、あれで内が勝っているのか…と書き直す機会が増えた。判定写真を見ると納得できるのだが、どうも若干斜めからの映像になっていて、外が有利に見えている気がする。

それに救われたのが、土曜京都8R三歳上1勝クラスだ。私が買ったのはミッキークレストを1着、ガウロンを3着に付けた三連単流しだ。人気のミッキークレストが抜け出して、2着もパシアンジャンで大勢は決まって、そこにガウロンが差してきた。うおお、本当か?ガウロンは10番人気の馬なので、「ガウロン、がうろん、GAURONN」と叫ぶ。その外からハギノカノアが差してきて、鼻面を並べて入線した。

ゴール前の静止映像が出て、あぁ、これは外だと思った。ハギノカノアでは何もないので、う~と唸っていたいたのだが、内のガウロンが3着に残っていた。そうか、やはり内が有利なのだ。その三連単が12,900円、結局、最終までに吐き出してしまったが、あるとないとでは全然違うのである。

翌日曜日も同じ状況になった。こちらは更に深刻である。函館10R桧山特別で、内から、メリタテス、ヒドゥンキング、スズカマジェスタ、アレクサの4頭が横並びで入線した。ヒドゥンキングとアレクサが1着争い。メリタテスとスズカマジェスタが3着争いである。

私が買ったのはヒドゥンキングの単勝と、軸1馬の三連複流しで、メリタテスが相手にいない。ヒドゥンキングは追い込み馬なので、逃げ馬のメリタテスが残るような展開では来ないという予想だ。ところが、このメリタテス、逃げずに好位から内々と上手な競馬でしぶとく粘ってしまった。

最悪、全てが外れる状況で、ヒドゥンキングは負けた気がしたが、外が有利に見える例のパターンなら期待ができる。スズカマジェスタは馬に挟まれて、判断が難しいが差してる気がする。ただ、メリタテスが内なので、負けている見え方でもある。

東京の10Rが発走する頃になって結果が出た。ヒドゥンキングが勝って、スズカマジェスタが3着に届いていた。その単勝が、2,540円、三連複が、35,700円、おぉ、楽しいぞ、競馬。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?