玉砕の美学 3

2024年1月3週

土曜日にゴタゴタがあって、日曜は丸腰でアフガンであった。
丸腰でアフガンというのは事前予想ゼロのことだが、今回は最低限の書き込みをして、睡魔に負けた状態である。

そこに全場が道悪競馬であるから、そのまま寝ていた方が吉な気もするが、不良まで行った道悪競馬というのはワクワクするのである。このワクワクが的中に繋がらないことは経験上分かっているが、どうにも期待は膨らむ。要するに馬鹿なのだ。でも、馬鹿でなければ、こんな遊び、とっくに辞めている。

小倉は回復しそうだったが、中山は見るからに酷い馬場で、完全に適性の競馬になりそうな感じ。京都も雨の上りが遅れているのか、不良馬場に違いなし!という泥の跳ね方をしていた。生まれ変わった京都が不良馬場になることはない!とドヤ顔で言っていた職員の記憶があるのだが、あれは何だったのだろうか?

例によってなかなか馬券の話にならないのは特に見せ場が無かったからだ。やはりワクワクは幻であった。中山9Rで絶対の道悪巧者と信じたセブンマイスターが、番手につけた時は勝ったと思ったが、4角で手応えが怪しくなり、まさかの殿負け。同じく道悪~で買った小倉10Rのシーグラスも抜群の手応えから、差されて3着止まり。

中山メインのAJCCはサンストックトンを買っていたので、特に何もなかったが、道悪の鬼、マイネルウィルトスが逃げた時はこれは勝たれたと思ったのに、掲示板がやっとだった。ここまで来るとさすがに学習する。今日は道悪適性云々より単純に外伸びの競馬なのだ。

ええい、急げと中山最終の馬柱を眺める。内枠など気にしなくていい。外から外を回る馬だ。そこで◎はマイネルダグラス、大外の馬だ。そこから外枠を中心に、内枠だが念のため1番人気のココクレーター押さえて、単勝、馬連、3連複と勝負した。

そのマイネルダグラス、やや出遅れたが、そのまま外を追い上げて、直線で伸びてきたから楽しい。頭なら今週は何とかなる!「ダグラス!だぐらす!DAGURASU!」、直線半ばで、前を行くウインレイアーを交わせそうにはないが、2着はある。え~っとこの馬連はいくらだったけ?と考えていると、最後方にいたココクレーターが突っ込んできた。

お前は駄目だ!お前はやめてくれ!の願いも虚しく、ココクレーターがウインレイアーまで差し切って終了。マイネルダグラスが3着に踏ん張ってくれたので、6880円の3連複は的中したが、雀の涙である。もう少し早く傾向に気が付いていれば…と呻きながら終わるのである。


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