玉砕の美学 22

2024年6月1週

今週も先週と同じで東京と京都の2場開催だ。近年は2場開催の時ぐらいしか競馬場に行っていない。この2場開催の良い所は時間的に余裕があることだ。現場競馬は兎に角忙しいのである。3場開催はよく分からないまま時間に追われてて馬券を買って負けている。それが2場なら、少しは分かって負けられる。結果が変わらないのは悲しいが、そもそもレース数が少ないので、被害も少なくなる可能性が高いのだ。

で、それが家でパット購入となるとどうか?今度は逆に余裕があり過ぎるのである。本来なら回避できるレースであっても、時間があるので、パドックを眺めてしまったり、オッズを見てしまったり(これが特に良くない)、何だかムズムズしてくる。私、ここで我慢出来るほどが人間が出来ていないのである。

そんなわけで、日曜京都9R、3歳以上1勝クラスの馬柱とオッズを眺めていたら、ムキムキと自信が湧いてきた。ここは、ポルポラジール、ナムラエイハブ、ポッドロゴ、パカーランの3歳馬4頭で何とかなりそうな気がする。今週から3歳と古馬の混合戦が始まったが、今の時期はやはり3歳馬が斤量的にも有利だ。狙うなら早い方がいい。

この4頭の三連複ボックスのオッズを調べると、おぉ、これで十分に利益が出る。一応の◎はポルポラジールで、○ナムラエイハブだったので、例のガチガチのワイドを買えるオッズか調べると、これも問題ない範囲だ。ええい、行ってしまへ。先ずこの4頭の三連複ボックスに、◎○のワイド、それに点数を絞った三連単まで買ってしまった。

レースは◎ポルポラジールが逃げて、パカーランが好位、○ナムラエイハブとポッドロゴも中団の前目に付けた。多少ペースが早かったものの、何とかなるだろうと思っていたのだが、3角でパカーランの手応えが危うい。三連複の4頭ボックスは、1頭が脱落するとその時点で1点勝負になるのが辛い。

これは厳しいと後続の脚色を見ていた間に、逃げていた◎パカーランが苦しくなっていた。いや、ちょっと待ってくれ。せめてワイドは…とナムラエイハブを見ると、こちらも怪しい手応えで藻掻いていた。こうなるとどうしようもない。内からスルスル上がってきたポットロゴが圧勝するのを遠い目で見守るしかなかった。

実は土曜の馬券がそこそこだったので、この時点で振り出しに戻ったぐらいの状態だった。ここで増やして日曜も安泰という邪な気持ちがあったんですね。それに失敗するとどうなるか?もう止まらないのである。ダラダラと外れを買い続け、東京の最終で◎のフライヤートゥルーがスタート直後に落馬して、今週は終わった。来週からは函館も始まる。どうなってしまうのか…

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