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戦物語 / 西尾維新

タイトル:戦物語
作家:西尾維新
出版社:‎ 講談社
リリース日:2023年05月17日
レビュー
 西尾維新の物語シリーズの最新作。ファミリーシリーズらしい。いや、もういつまで続けるの?これ。しかも出てこないキャラまで脳内で会話しだしちゃったよ。まー会話劇なんだから物語の展開なんて気にした方が負けなんだろう。だから気にしない。だけど、九尾の狐回で九尾の狐を出さない怪奇譚ってなに?「ナルト」「うしおととら」を筆頭に妲妃の生まれ変わりである玉藻前こと九尾の狐は「怪奇譚の定番ラスボス」とは思うけど、後日譚で補正されるのでしょう。
 どうせゴーストスイーパー仙石撫子が解決する話が。阿良々木暦って存在自体がネタになりつつある。もうでてこなくてもいい・・・。ていうかネタキャラの害悪として笑われものとして存在していって欲しい。さいごはボートハウスが流されて4ねばいい。ナイスボート!!
 物語の構成だが「夫婦別姓」などの時事問題を軸にキャラクターが会話して行くこの構成、覚えがあるぞ!!田中芳樹の「創竜伝」手法まんまじゃねーか。なるほど、時事ネタの一個のテーマに個性のあるキャラが会話して行く構成。竜童兄弟方式だああああああああ!!西尾維新は田中芳樹に菓子折りを持って行くべきである。「創竜伝」方式だと広げたいのでネタバレはつけません。
 さて、この物語シリーズって怪奇譚ではなく、恋愛ものなんだなってこの話で確信した。阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎのラブ・ストーリー。そう考えるとなんだかしっくりくる。

#西尾維新
#物語シリーズ
#創竜伝

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