Song to a Seagull / Joni Mitchell
title : #SongtoaSeagull
artist : #JoniMitchell
genre : #Folk
release : 1968/3/23
label : #RepriseRecords
producer : #DavidCrosby
REVIEW
カナダ人シンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルのデビューアルバム。プロデューサーは、あのデヴィッド・クロスビー。レーベルもフランク・シナトラとワーナーが立ち上げたリプリーズ・レコード。あらためて見直すと出るべくして出たアーティスト。女性アーティストとして築き上げてきたキャリアはボブ・ディランやジョン・レノン、ニール・ヤング、ルー・リード、アンディ・ウォーホルと同じくらいの影響度を与えている。アーティストオブアーティスト。そんなジョニ・ミッチェルがコロナワクチンのポッドスキャット配信でSPOTYFIから配信をやめていたのは本当にショックだった。当たり前に聴けているが、いつまでもこの状況が続くわけではない。聴けるうちに聴いておくべきだ。
先日、大貫妙子のライブに行ったのだが、大貫妙子はジョニ・ミッチェルに憧れて音楽を始めたというだけあって、かなり似通った部分も多い。いつか大貫妙子のアルバムフルマラソンもやりたい。
いまはジョニ・ミッチェルである。ファーストアルバムにしては1曲目から可愛げがない。熟練としか言いようがない歌声と演奏、そしてレコーディング。穏やかで力強いメロディ。すでに出来上がっているといっても問題ないだろう。
ジョニ・ミッチェルは1943年生まれなので、デビューした時はすでに25歳。それまでは作曲家として「青春の光と影」「チェルシーの朝」「サークル・ゲーム」としてヒットを飛ばしていた。デビューアルバムにして熟練しているのは当然だろう。当時のアーティストは作詞作曲からデビューする流れが多い気がする。キャロル・キングもその流れだろう。それらのヒット曲がデビューアルバムに収録されていないのは、ヒット曲に頼らないで自分だけで勝負したかったのではないか、なんともジョニ・ミッチェルらしいではないか。そんなデビューアルバムでおすすめしたいのはデビューシングルとなった「Night in the City」。アルバムの「Song to a Seagull 」のようにまるで鳥のような音楽と歌声である。なおアルバムは「困難にもかかわらず、私たちの愛は永遠に続く」という意味らしい。
RECOMMEND
Night in the City
TRACKLISTS
1 I Had a King
2 Michael from Mountains
3 Night in the City
4 Marcie
5 Nathan la Franeer
6 Sisotowbell Lane
7 The Dawntreader
8 The Pirate of Penance
9 Song to a Seagull
10 Cactus Tree
PERSONNEL
#ジョニ・ミッチェル – ギター、ピアノ、ヴォーカル、アルバム・カバー、バンシー
#スティーヴン・スティルス – "Night in the City" のベース
#リー・キーファー – バンシー
#デヴィッド・クロスビー – プロデューサー
#アート・クリスト – エンジニア
#エド・スラッシャー – 美術監督
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