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《1週目》1日5分×3週間で片付けられるようになる!「お片付けノート」を始めよう。

こんにちは、mocaです。
2021年のゴールデンウィークも、どうやらおうちで時間を過ごすことが多くなりそうです。
せっかくの気持ちの良い季節ですし、どうせ家にいるのなら!ここから3週間で片付けられる人になってみませんか?

片付けが本当に苦手だった私が、1日5分×3週間ですっかり片付けられるようになった「お片付けノート」の始め方をご紹介します。
3週間のプログラムなので、これから毎週投稿しますね!


自分自身をまず「片付けられる人」にする

お片付けノートは部屋をどう片付けるのか、という片付け術ではなく、自分自身をまず「片付けられる人」にするためのメソッドです。自分が片付けられるようになると、部屋は自動的に片付いていきます。ほんとです。

私は子供の頃から本当に片付けが苦手な人間でした。

さらに2011年の出産でライフスタイルも変わり、自宅で過ごす時間がほとんどになってからは、片付かない家の中で、片付けられない自分と苦手な家事と、緊張しっぱなしの育児だけで1日が終わってしまうことに、ストレスを感じる日々を過ごしていました。

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なぜか片付け始めるとこんな状態になってしまったりするので、使わない部屋はどんどんあれていきました。
お買い物が大好きで「欲しいもの」しか買ってないし、家にあるものは欲しくて買ったものと必要で買ったものしかないと思っていたので当時はやっていた、大量に捨てる片付けには否定的でした。

ところがある日、偶然見つけたノートに、なんの気なしに捨てたものと捨てた理由を書きだしてみたところ、不思議と毎日、モノの処分を続けることができたんです。

(もちろんその時は、3週間後にすっかり片付けられる人になっているとは思ってもいませんでしたが・・・)

お片付けノートで1日3個から5個くらい、ほんの少しの片付けを続けて3週間を過ぎた頃、「あぁ、私はもう片付けない日々に戻ることはない。お片付けってこういうことだったんだな…」と、はっきり思ったのを覚えています。

それからはみるみる家も片付き、どんどん収納も使いやすくなっていったので驚きました。短時間の掃除できれいになり、自分の時間も持てるようになっていったんです。何十年もできなかったことが、あまりに簡単にできるようになってしまい、どうしてこんなに片付けられるようになったのか当初は本当に不思議でしたが、それは間違いなく「お片付けノート」で捨てる理由を記入し続けたおかげでした。

大嫌いで苦手だったお片付け自体に興味を持ち、もっと深く学んでみようと整理収納アドバイザー1級を取得し現在に至っています。特別なことをやっているわけではなく、いまもマイペースにお片付けノートを続けているだけで、家のきれいは続いています。

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お片付けが本当に苦手だった私が、簡単に片付けられるようになれた片付け法なら、きっと今、片付けが苦手なことを悩んでいる方にも取り入れてもらいやすいと思いますし、片付けられなくてそんな自分がイヤで変わりたくて、でもどうやって片付けていいか分からない…と悩んでたり、片付けても片付けてもなぜかきれいが続かない部屋にストレスを感じて自己肯定感が低くなって苦しんでる方にこそ「大丈夫。私もそうだったけど、お片づけ簡単だし楽しいよ」ということをお伝えできればと思います。

お片付けが苦手な人がついやりがちなこと

まず始めに『お片付け』とは整理・収納・掃除に分かれます。 この3つは全くの別物なのです!それに気づいていない方も多いと思います。

お片付けの三大要素
整理・・・モノの要不要を判断して処分すること
収納・・・使うモノを使いやすく戻しやすく置くこと
掃除・・・汚れや埃を取り除いて清潔にすること

正直なところお片付けの8割は整理です。しかし残念なことに、お片付けが苦手な人はとにかく『整理』『収納』『掃除』の中で、一番大事な『整理』が圧倒的にできません。

まず『整理』とは「要不要を判断してモノを減らすこと」なのですが、片付けられない人のほとんどが、モノの処分を週末や年末、または引っ越し直前などに盛大にやろうとします。元片付けられない人の私が断言します。お片付けが苦手な人は『整理』は一気にやろうとしちゃダメ!!

なぜなら、お片付けが苦手な人が盛大なお片付けをしようと思うと、要不要の判断に時間がかかる、興味深いものや思い出のものを発掘してしまい片付けを忘れる、仕分けしようとしてもよけい散らかって途方に暮れる…など良い結果にならないからです。そして多少のゴミと、ただ右から左に動かしただけの大量のモノが残り、「片付かないのは収納が足りないからだ!」と、不必要な収納用品を買いに走ってまたモノを増やしたりもします。

ここからが本番!お片付けノートのスタートです!

お片付けが苦手な人がやってるつもりでできていないことナンバーワンの「整理」。でもこれができるようになったら、もうお片付けの8割できるようになったも同然です!ではこれからその整理力が自然と身につく『お片付けノート』のやり方を説明しますね。本当にとても簡単です。

まずノートを1冊用意します。メモ帳でもOK。

片付けが苦手なことを自覚してる方なら、すでに1冊以上は「使ってない、捨ててもいいようなノートやメモ帳」が家の中にあるはずなので、それを使うのがベスト!そこに「日付、捨てたもの、捨てた理由」を書いていきます。

こんな感じです。

10月1日(月)
・100均の製氷皿(使わない)
・フライ返し(あんまり使わない。ふたつあるから古い方)
・雑誌の付録のバッグ(使わない)

以上、やることはたったこれだけ!

捨てるのは1日3〜5個くらいで十分。そのかわりなるべく毎日やる。できないときはひとつでもいいです。無理はしない。捨てた理由は必ず書くこと。なるべく簡単な方が続けやすいですし、メモする程度で大丈夫です。

捨てるモノの探し方

こんな感じで探してみましょう。

【キッチン】
・冷蔵庫を開けたらちょっと奥やポケットまで見渡してみる。
・使い忘れてたり賞味期限が近い調味料を見つけて一品作ってみる
・カトラリー入れや引き出しを開けるたびに、これはもう使わないというモノを抜き出す。

【洗面所】
・お土産で貰った入浴剤やシートパックなどを使って減らす。
・ホテルのアメニティなど、存在を忘れてた保管物を捨ててみる。
・洗剤を掃除で使い切ってみる。

【トイレ】
・入るたびにぐるっと見渡してみる。特にいらないのでは?と思うものがあったら処分。

【クローゼット】
・靴下や肌着の引き出しから、古びてたり気に入らなかったりする「ランキング最下位」のモノを見つけて処分する

こんな感じで時間も手間もかからないので「お片付け」と意気込むほど頑張る必要はありません。1日3~5つくらいだと、生活の延長上でひとつ5秒もあれば出来ます。大量に捨てるのと違い、罪悪感も抵抗感もそれほどないはずです。そして必ず処分した理由を書きます。

それから同じ場所も何度でもアタックしてみること。前回は残そうと思ってたモノも、次にアタックするとあっさり「捨て」に回ることも多いです。無理せず日常生活の延長上で、何度でもアタックしてみてください。

もっと片付けたい気分になったら…

おお!そのビッグウエイブは乗らなきゃ損!!!
気分が乗ってきて、もっと捨てたくなったり、お休みの日などに時間をかけて取り組む気分になったときは、ちまちまメモなどしないでどんどんやっちゃってください。ノートには「クローゼット:ゴミ袋45L×3個」などざっくりと、その成果を記録します。
ただし、1日で完璧に片付けようと思わないこと(片付きません)。なので、疲れない程度でやめて、盛大に処分したあとも毎日3~5個捨てることを必ず続けてください。ゆるゆるでも3週間もやれば習慣になります。

それから『捨てた理由の記録』は必ずしてくださいね。これがお片付けノート最大のポイントでコツなんです!私はこれで片付けられる人になりました!本当です!

片付けられない人は基礎練習が必要だった

お片付けができない人は「片付けの基礎練習」が必要だったんです。
個人的に思うことなのですが、「運動神経」みたいなもので、生まれながらにお片付けがすごくできる「片付け神経が良い人」もいれば、全くできない人もいると思うんです。もちろん「ふつう」という人もたくさん。

できる人は勝手に上手にできる。適度にできる人もいる。
でも、できない人は自動的にできるようにはならない。

片付けられない人がなぜ片付けられないのかを自転車に例えてみます。
自転車には乗れますか?
「乗れます。」という方も、乗れなかった頃がありましたよね。自転車に乗るための練習をして、なんとかフラフラと漕ぎ出して、そのうちスーッと乗れるようになる『感覚』を体で覚えましたよね。

今となっては、自転車に乗り普通に漕いで目的地までたどり着くのは当たり前にできること。そして一度乗り方を覚えれば、今後も乗り方を忘れることはないはずです。

それと同じです。お片付けの自転車に乗る練習をするんです。「自転車に乗ることができる人=整理ができる人」になるのが目標です。

片付け神経の良い人の掃除片付けブログやInstagramなどで、見事にそろえた美しい収納などをやっている方々をみると、素敵だな〜と思いますし憧れますよね。でもそこまでできるのは、お片付け自体が好きで時間も手間もかけられる《お片付けが趣味》の人です。

「この人たちと同じ収納用品を買えば、私もお片付け上手になるかも!」私もそう思って、長い間たくさんの失敗をしてきました。凄すぎる人の片付け方や、細かい収納用品や収納術だけを真似しても、いつまでたっても私は片付けられるようになれませんでした。

これはそもそも、自転車に乗る練習もしていないのに、素敵な自転車やパーツばかり増やしているような状態でした。「お片付けが苦手」を自覚してるなら、まずは普通のママチャリを普通に漕げるようになれれば十分!

まずは自転車を漕ぐのに必要な「感覚」を身につけること=『整理力をつける』これがいちばん大事です。お片付けノートでとにかく毎日ちょっとずつ、不要なモノを減らす。処分したものと、その理由を記録する。これを1日数分、続けてみてください。

すると、不要なモノが確実に減るのと同時に、あなたの中に必ず「感覚」が芽生えてきます。「お片付けってこういうことだったんだ!」という感覚が、自分の中で確かに感じられる時がきます。ふらふらと自転車を漕ぎ出した時のあの感覚です。

「お片付け」という自転車をスイスイ乗れるようになるまで、3週間です!
手近にノートがないわ〜という方はよろしければこちらプリントアウトしてどうぞ。

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SNSも活用しましょう!

モバイルを活用する方もいらっしゃいます。
お片付けはひとりで淡々と行う作業になりがちですが、TwitterやInstagramなどで「#お片付けノート」のハッシュタグで検索すると「今日もどこかで誰かが頑張っている!」とモチベーションを上げることもできますのでオススメです。他の人が処分したモノを見ると「うちもそれあるわ…!」となることも!

Twitter「#お片付けノート」

Instagram「#お片付けノート」


(お片付けノートのやり方は本当にこれだけです。もしご興味があれば。より詳しく書籍になっています。どちらもKindle Unlimitedで0円で読めます!)

『1日5分!お片付けノート』は、「まずは「片付けられない人」から「片付けられる人」になりましょう。簡単ですよ!できますよ!」という、片付けが本当に苦手な人に寄り添う内容です。お片付けノート実践者の体験談も載っています。

今年発売の新著です。「自分は片付けられるし、けっこう捨てられるタイプ」「テレビに出てくるような汚部屋ではない。時間があればきれいにできてる」なのに、どうもスッキリ片付かない…。そう思う方は多いのではないでしょうか?それってかつての私のように、家に大量に潜んでいる「不要品」が見えていないのかもしれませんよ?という本です。

1週間後にフィードバックします

1週間後に、2週目もまた楽しく行うためのnoteを投稿します。
まずはとりあえず1週間を目標にぜひ、気負わず気軽にやってみてください。
たった1週間でもたくさんのことに気づけるので、楽しんでください。

それではお片付けノート1週目スタートです!
1週間経ったら、↓こちらの記事に進んでください。


お読みいただきありがとうございます!1日5分×3週間で片付けられる人になれる、簡単なメソッド「お片付けノート」を公開しています。【著書】「1日5分!お片付けノート」(扶桑社)「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした」(主婦の友社)