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先日入手した香水。 PUNK MOTEL - CORETERNO

先日入手した香水。
PUNK MOTEL - CORETERNO

パンクという名前からは想像できないほど、気持ちを落ちつけてくれる香り。

これが…パンク?と思い箱の裏面をみてみると、

「尋ねてくれるな、何も知らない」

と書かれている。これがどんなものなのか、ということは自分だけが知っているので、伝えたくないと。


ほう…なんたるしょっぱさ!ツン。


それならばと「パンク」という言葉について調べてみる。

いわゆる音楽的なロックミュージックのジャンルでもある一方、粗悪であること、受け入れられず役に立たない、不良で空虚、くだらないもの、という意味もあるそう。

そして箱裏面の続きにはこう書かれている。

近頃 自分は「パンク」な存在なのだと思う人が沢山いるようなのだけれど、本当にその状態を見た時には、自分はそうはなりたくない、と思うのではないだろうか。

私たちは世界のはみ出し者で、適合しようとしなかったし、したくもなかった。皆、反逆者だったし、砂漠に枯れ、引き千切れた回転草のように風に吹かれ転がっていくような、孤独な戦士だった。
ただ唯一良かったのは、私たちがお互いを見つけて、異なっていると認識したこと。

パンクモーテルはそんな異質な者たちの様々な感覚の混在、いわゆる光景や音、匂いから「不協和のシンフォニー(交響曲)」を感じさせてくれる。ただ、その感覚を粗末にしたくないので、この香水について何か聞かれても、「尋ねてくれるな、何も知らない」と言うだろう…これこそがパンクなのだから。     ー 訳:おかっさん。

CORETERNO  公式プロダクトページより

的なことがあり、ぐえええええ…何この厨二?最高すぎんか…となったわけです。


バラ、ベルガモットのような煌びやかな香りが、砂漠に吹いてくる海からの風(海の塩味を抜いたサリチル酸)を纏って霞む。苔やバニラという全く違うものを、同じような質感をもつアンブレットシードが結び付けることで、気付かずにはいられない、印象的なアコードを生み出す。

それぞれ異なる性質のものが どこか空虚さを纏い、不協和でありながら、どれもが主張しすぎることなく隣り合い調和している。それ故に、この世界が成り立つということですか。

己の美しさは己で知る、冒頭の塩対応(笑)も、放任的思考も、各々が感じた感覚に干渉しない為の優しさ、というようなメッセージすら感じる…うわぁぁぁパンクの捉え方深…!

私自身、当たり前だと思っていることでも、他の人からは理解できないとか、変だとか言われることがよくある。自分を疑うような瞬間もあるけれど、これで自らが大丈夫だと思えるのならば、誰が何と言えど間違いなくそのままでいいのだ。様々に在るからこそ、この世界が存在する。

何だか周りから浮いているような孤独を感じる時に、自分自身の支えになってくれる香りかもしれない。

いわゆる周り回って、天才バカボンでいう「これでいいのだ」であり、金子みすゞの「みんなちがって、みんないい」というやつか。みすゞー!!!みんちがだよ、みんちが(流行らせたい)。


とにかくまた、大切な香りに出逢ってしまった。すごくいい香りとコンセプト。素敵なメゾンだなぁ。

と、ワーワー言うてますが私が訪れる度に、香りの世界に引き込まれるお店がこちら。

気になった方は是非とも香りの世界へ、

気づかなかった自分の無意識の境地へと旅してきてください😌

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