イングランドサッカー協会はグラスルーツの指導者に何を伝えているか
こんにちは。旅するフットボールコーチの岡山です。
この度Twitterで経過をお伝えさせていただいたように、イングランドサッカー協会のコーチングライセンスレベル1のFA1を取得いたしました。
FA1とC級は比較できるものでも比較する必要もないかと思いますが、両国のサッカー協会が『グラスルーツの指導者に何を伝えているか』という観点ではその国の特色やフィロソフィーが色濃く反映させるのではないかと思います。
グラスルーツの指導者はイングランドサッカー協会がFA1の中で『その国のサッカー文化を担う最前線の兵士』という表現を用いていたようにとても重要です。そのためこういったことを紐解くことには価値があるのではないかということで共有させていただきます。
FA1とC級の違い
①時間
このようにFA1よりC級の方がみっちりですがここを比較する意味はあまりありません。ただ、FA1とC級のイメージだけでもわかっていただけたらなと思います。
②講習を終えて作成できるようになるトレーニング
これは大きな違いです。
C級で作成できるようになるトレーニングは対面パスなどのアナリティックトレーニングがそれなりの割合を占めています。
しかしFA1ではトレーニングはGameでありGame Related(ゲームリレイテッド)でHigh Repitition(ハイリピティション)なければならないと教わります。
対面パスなどのトレーニングはGameではなくどちらかというと作業に違いです。
Game Relatedとはサッカーの試合になるべく近づけた状況を作り、その中でそのトレーニングで身につけさせたい素養を取り入れるということです。
High Repititionはなるべく多く繰り返し、選手がボールに触る回数をなるべく増やすということです。
Game Relatedなトレーニングを作る時のコツはトレーニングの中に
・トランジション(攻守の切り替え)がある
・ゴールがある
・相手がいる
というポイントを押さえておくことです。
High Repititionは選手のモチベーション、ステーションの回り方などを工夫します。コーチの腕の見せ所ですね。
これだけ教わっても作成できるトレーニングがなにも教わっていない時に比べてかなり改善します。
あとで具体例を挙げますのでお楽しみに。
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