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森永製菓 Z世代向けに『香るダース』投入   

 VD需要に対しては、自分向けのご褒美需要の拡大が昨年は特に顕著で、「2025年もその流れが続く」と同社ではみている。
 また、もう一つの流れとして同社が注目しているのが、〝推し活〟ならぬ〝推しチョコ〟。昨年度はVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」とコラボする形で取り組んでいたが、今年もそうした「〝推しチョコ〟ニーズを捉えていきたい」と、施策を検討中だ。
 この秋のイチオシ製品は、9月17日から発売した『香るダース〈つぶつぶ苺〉』と『香るダース〈つぶつぶキウイ〉』(各46g=12粒、OP)。


 昨年の『ダース』30周年を記念して発売された、3重の層で香りが特徴の『ダース』の製品名を『香るダース』に変更し、品質をブラッシュアップ。今年は、昨年好評だった苺と、新作のキウイというラインアップで展開する。箱を開けた瞬間から広がる苺やキウイの香りと、瑞々しく甘酸っぱい味わい、種のつぶつぶの食感を楽しめる。
 『ダース』は〝みんなの笑顔も、ミルクのしわざ。〟をキーメッセージに、Z世代をターゲットにしたマーケティング戦略が功を奏し、2024年4月〜6月の国内販売実績は前年同期比133%と大幅に伸長した。
 『香るダース』でも、Z世代向けに、見ているだけでわくわくし、コミュニケーションのきっかけになるようなインパクトのあるチョコレートに仕立てている。昨年に引き続き、幅広い世代から支持を得ているアイドルグループ「乃木坂46」を起用し、TVCMも放映する。
 サステナブルな取り組みに関しては、カカオ生産国の子どもたちを支援する「1チョコ for  1スマイル」に引き続き注力していく。
 「1チョコ for  1スマイル」は、2008年から取り組んでいる活動。ガーナなどカカオの国の未来を担う子どもたちの教育環境の改善や児童労働問題への取り組みを、製品の一部を使って支援している。
 支援活動のパートナーは、国際NGO プラン・インターナショナルと日本生まれのNGO ACE(エース)。年間を通して行う寄付に加えて、特別期間では森永チョコレートなどの対象品1個につき1円を寄付するキャンペーンを実施。これまでに集まった金額は、総額約3億1772万円にものぼる。


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