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エイワ ビッグなマシュマロでさらなる需要開拓へ

 昨夏のマシュマロは、「大雨といった天候不順が懸念材料ではあったものの、アウトドア・ブームが牽引して大型タイプを中心に好調に推移した」と話すのは、販売事業部営業本部長の奥村守取締役。今年も、8月10日の「スモアの日」(日本記念日協会制定)に向けて、ビッグサイズのプレーンマシュマロ『キャンパーズマシュマロ』を訴求していく。

 発売4年目となる同製品は、そのままはもちろん、表面を焼き、むいて食べることで繰り返し焼きマシュマロが楽しめるという食べ方提案が功を奏したこともあって、これまでマシュマロを食べたことのなかった子どもや若い人たちがキャンプなどで焼きマシュマロを楽しむなど、認知は広がりつつある。

 「ただ、こうした食べ方を知らない人もいるので、パッケージ裏面で説明しているのに加え、バーベキューの楽しみ方を明記したカラフルな段ボールを用意、売り場での訴求を図る」(奥村取締役)。

 また、全国で300店舗以上を展開する大手焼肉チェーンが3月から展開した「CAMPフェア」で『チョコフォンデュマシュマロ』を提供。これが大好評で、想定以上の反響だったという。

 アウトドア・ブームは市場としては落ち着きを見せているものの、同社ではキャンプやバーベキュー以外でもマシュマロの需要開拓の余地はまだまだあるとみて、焼肉店や近年人気の高いグランピング施設に向けて掘り起こしを図っていく構えだ。「その一環として、キャンプ場向けの業務用や100円ショップへの展開も検討している」(奥村取締役)という。

 〝むにむに食感〟が特徴の『むにむにだよ』は、定番のグレープ味が安定した売行きを見せている。グミが食感によってターゲットを変えていることに着目し、マシュマロでもできないかと開発されたのが同製品。「売場拡大を目指してCVSでの展開を図るとともに、他社とのコラボ企画を秋に向けて準備中」(奥村取締役)。

むにむにだよ

 なお、昨今のコスト高に対して同社は、値上げや容量変更で対応していくとしている。


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