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金属異物と封入漏れを同時対応 フロイント産業

 「創造力で未来を拓く」を企業理念に、医薬品・食品向け造粒・コーティング装置およびプラントエンジニアリングと医薬品添加剤や食品保持剤、栄養補助食品などの開発・製造販売を行う同社。その食品品質保持剤は、「エタノール蒸散剤」「エタノール蒸散剤+脱酸素剤」「脱酸素剤」の3タイプのグループに分かれていて、使用する食品や目的に応じて選び、使い分けることができる。

 今回紹介する製品は、エタノール蒸散剤タイプの新作『アンチモールド・マイルドFv』(写真左上)。

 エタノール蒸散剤タイプの品質保持剤は、密封された包装内にエタノールガスを蒸散させ、カビの発生を防止するほか、食品の“やわらかさ”と“しっとり感”を保持するのが特長。『アンチモールド・マイルドFv』はさらに加えて、あらゆる包装形態において、磁化されやすい微量の酸化鉄を配合することにより、包装後の金属異物と食品品質保持剤封入の有無を一連での検査確認を可能にする業界初の製品となる。PPフィルム包装やアルミ蒸着PPフィルム包装など、包装フィルムの材質や色、デザインに影響されずに検査可能で、封入位置に制限はない。酸化鉄配合量も通常の金属異物検出器では検知されないよう調整している。

 この製品の検査適応機種は、アンリツ社製「金属検知器Mシリーズ」(写真右下)で、デモ試験ならびに貸出も。


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