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ミヨシ油脂『デフィ』 チョコやココアを減らしても美味しさ維持
カカオ豆の価格高騰が止まらない。お菓子メーカー各社が対応に苦慮するなか、チョコレートやココアを減らしても美味しさを維持できる素材として、ミヨシ油脂が販売する焙煎風味のマーガリン『デフィ』が注目されている。
『デフィ』は、厳選した素材の組み合わせにより、パンやお菓子に香ばしい焙煎感、コク、甘味を付与。少量添加するだけで、風味の底上げや美味しさアップに寄与する。発酵による酸味や、パンやお菓子の生地原料由来のにおいをマスキングすることができ、特有のにおいのあるふすまや大豆粉などの低糖質素材との併用にも適している。
『デフィ』でエンハンスするおすすめの素材例としては、チョコ、ナッツ、コーヒー、キャラメルが挙げられ、またマスキングする素材例としては、全粒粉、雑穀、大豆、白パン(発酵臭)が挙げられる。
この『デフィ』をココアと併用すると、製品の嗜好性(満足感)を維持できることが分かっている。ココアの量を減らしても同等の美味しさになるのは、『デフィ』がロースト感やナッティー感を強化するためだという。
同社で「ココア10%」「ココア8%」「ココア8%+デフィ3%」の3種類のクッキーで官能評価を行ったところ、『デフィ』を添加したクッキーはロースト感、ナッティー感の項目において、ココア10%のものよりも高い評価を得た。また、『デフィ』でマーガリンの一部を置き換え、ココアを減らすことにより、コストダウンを図ることもできる(表参照)。
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このように『デフィ』を併用することで、ココアの量を減らしても風味を落とさず、満足感のある味わいになる。
「『デフィ』は数年前に販売した製品。現在のカカオ製品の価格高騰を受け、お問い合わせ件数も増えている」と同社では話している。
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