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【機能性PR特集ダイジェスト】糖の存在下でプラーク抑制効果 日新製糖

 「豊かで快適な生活の実現のため〝食〟と〝健康〟で貢献する。」を企業理念に、「カップ印のお砂糖」で知られる同社が、口腔内オーラルケア市場に向けて、虫歯の原因となる新規プラーク形成抑制効果を持つ環状オリゴ糖サイクロデキストラン(以下CI)を含有する画期的な機能性新素材『CI-Dextran mix』(サイクロデキストラン、特許第5770845号)の販売を開始したのが昨年5月のこと。

機能性新素材『CI-Dextran mix』(サイクロデキストラン、特許第5770845号)

 そもそも虫歯菌は、糖から不溶性の多糖(グルカン)を合成し、歯の表面にプラーク(歯垢)を形成する。このプラークが虫歯菌(ミュースタン菌など)の増殖と酸の生成を促し、この酸によって歯のエナメル質脱灰によって〝虫歯〟が形成される。この一連の働きが「砂糖は虫歯になる」と悪者扱いされるようになった由縁だ。

 CIの原料は、砂糖+菌と酵素の2段階の反応によって製造される。CIは、虫歯菌の持つ〝GTF酵素〟の働きを阻害するので、虫歯や歯周病の原因となる〝プラーク〟の形成を抑制する機能を持つ。

 CIの特長は、無味無臭、熱や酸・アルカリに強く、高い安定性と等量の水に溶解する高い水溶性を示す。用途は、チョコレートやキャンデー、ビスケット、餡のほか、清涼飲料水や食品の甘味料として配合しても、味や香料の邪魔をしない。

 また、ガムやのど飴、サプリメントなどのオーラルケア市場へはもちろんのこと、今年1月に化粧品表示名「環化レウコノストック培養液」の名称が決定して、化粧品への使用も推奨できるようになった。


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