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井村屋 昭和レトロから贅沢スイーツまで幅広く

 今季の冷菓は主力の『あずきバー』、リニューアルした『やわもちアイス』に加え、フルーツを模した容器にシャーベットを入れた『ボールアイス』シリーズに注力する。

 同シリーズは、昨今の昭和レトロブームで若年層から注目を集めていることから戦略強化に至ったという。都内銭湯とのコラボで手ぬぐいや洗面器などのグッズ展開を予定しているほか、SNSキャンペーンなど、Z世代を狙った施策を行う。

 新製品としては、“大人の贅沢スイーツ〟を意識した『KASANEL ティラミスアイス』(写真、90㎖、220円)を発売。


 ココアパウダーの下にコクのあるマスカルポーネチーズを使用したチーズソースと北海道産チーズを配合したチーズアイス、エスプレッソソース、コーヒーケーキを重ね、同社ならではの一貫製造ラインを生かして多層構造を実現した。
 
 今後も『KASANEL』ブランドの確立を目指し、ラインアップの充実などケーキアイスシリーズのさらなる展開も視野に入れている。

 冷凍食品では、北海道産あずきを使用したあんこをしっぽの端までたっぷり詰めた『井村屋謹製 たい焼き(つぶあん)』(300g、3個入り、OP)を新発売した。あずきの風味やとろみを大切に、独自製法で粒感が残るよう炊き上げ、生地には米粉をブレンドしてサクッとした食感に。1個100gと満足感を意識した大きめサイズにこだわり、売り上げ拡大を目指す。
 冷凍スイーツの需要はますます広がると見て、『4コ入クリーム大福(つぶあん)』など冷凍和スイーツのリニューアルを先ごろ実施。今後も強化を図る。


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