田村哲也 21歳 大学生

今日は大学の講義がなくバイトもない日だった。
なにか予定があるわけでもなくただただ何もない日。
最近はNetflixでアニメを観るのにハマっているので今日もトイレとお風呂とご飯を作っている以外の時間はほとんどベッドの上でアニメを観ていた。
めちゃくちゃハマっていたハイキューをNetflixに上がってる分は全部見終わってしまい、友達からずっと勧められていた進撃の巨人を見始めた。


2話の途中くらいで観るのを辞めた。
めちゃくちゃ嫌な気持ちになってしまった。
なんでこんなにも観ていて嫌な気持ちにしかならないアニメがめちゃくちゃ流行ってるんだ。
人が気持ち悪い巨人にガブガブ食べられているのをなんで面白いと思えるんだ。
たしかに映像にはすごく迫力があるし、ちゃんと観続けたらストーリーもすごく面白くなってくるのだろう。
全部観てから判断しろよと言われるかもしれない。
でもそんなことより、なのだ。
進撃の巨人というくらいだからこの先もいっぱい巨人が出て来て、その度に何人かの人が食べられてしまうのだろう。
その映像を観ることが僕には耐えられそうになかったのでもう観ないことにした。

観ていて嫌な気持ちになるものが最近流行っているような気がする。
進撃の巨人もそうだし、ゴキブリが人間をめちゃくちゃ殺すテラフォーマーズとかもそうだ。
なんで?という気持ちが強い。
どう考えても観ていて良い気分になるものの方が良いだろう。良いんだから。
みんなはそうではないということなんだろうか。
観ていて嫌な気持ちになることを求めているのか、もしくはそれを観ていても嫌な気持ちにならないということなのか。
どちらにせよ嫌だ。
進撃の巨人が嫌というよりも進撃の巨人を面白いと言う人が大勢いることが嫌なのかもしれない。


人が食べられるのを観て嫌な気持ちにならない人とはどう考えても上手くやっていけないと思ってしまう。
つまり進撃の巨人を面白いという人がたくさんいるということは、僕が上手くやっていけない人がたくさんいるということになる。
生きにくい世の中が出来上がってしまう。
絶対僕の方が人として正しい心を持っているはずなのに。
僕は進撃の巨人を観て、ちゃんと嫌な気持ちになって観るのを辞めてしまうような人と仲良くしていきたい。
そんな人がいるのかはわからんが。


進撃の巨人タイムがすぐに終わってしまったので今日は結局ずっとクレヨンしんちゃんを観ていた。
シロが太ってしまい、散歩している時にかわいいメスの犬を見かけたがその犬がシュッとしたオスの犬と仲良くしているのを見て、ダイエットを決意するという話。
ダイエットをがんばったシロはしっかり痩せて理想の身体になれたが、その後散歩している時に以前かわいいと思ったメスの犬が実はすごくぽっちゃりしたオス犬がタイプだとわかり、またエサをいっぱい食べるという終わり方だった。
めちゃくちゃ微笑ましい。
そういうのが観たいんだ僕は。
進撃の巨人もそうなればいいのに。
巨人がみんなで身体測定に行って誰が1番身長高かったのかで小競り合いする、とかでいいじゃないか。
僕はハッピーな気持ちになりたくてアニメを観ているんだ。
人を食べるのは画面の外でやってくれ。

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