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【オカルト朝活】現在と未来の学校の怪談

おはようございます。『オカルトエンタメ大学』運営の小柳です。朝からパタパタと作業をしており朝活が遅くなってしまいました。

週も半ば。相変わらず暑い日が続きますね。

今週は早瀬康広先生による「学校の怪談」の授業でした。この季節にピッタリのテーマです。毎年夏になるとあの頃を思い出し泣きそうになってしまうのは私だけでしょうか・・・?

さて、昨晩の授業はそんな懐かしさ満載の学校の怪談とは少し違う、現代の怪談について。早速、復習を開始します。

現在の学校の怪談

・木造校舎はほぼ無くなり近代的な校舎となった現代。

・当時と決定的に違うのはスマホとSNSの存在。子供達の好奇心と興味の先にある異世界=怪談は、学校の中ではなくスマホに移行した。

・良い面も悪い面も子供達が接する情報量は増加の一途。それに伴い凶悪で陰惨な怪異に触れてしまう事も。

自殺志願コミュニティサイト

・ロシア発の自殺志願コミュニティサイト「ブルーホエール」。

・自傷行為や自殺を良い物とし、お互い褒め合う事で、承認欲求を満たすツールになっている。

・ここ最近、日本にも上陸したとの噂が。本当に危険なので絶対に参加してはならない。

危険な降霊術

・台湾などの外国でコックリさんやチャーリーゲームが流行。

・コックリさんに指示されて特定の生徒を死に追いやるなどの事件が起きている。

子供達を取り巻く怪異

・このように学校の中から学校の外に怪異を見出しいている時代。またSNSの「いいね」文化が怪異を危険なものにエスカレートさせている側面も。

・情報取得ツールの進化により、危険で刺激的な怪異現象に子供たちが接する事が容易に。当時に比べて怖さに対する耐久力が子供と大人とで境目がなくなった。


今後の「学校の怪談」

・怪異が学校からスマホに移行しても変わらないものがある。それは、未知のものに対する好奇心であり想像力。かつては理科室や音楽室など普段行かない教室。今だとスマホやアプリ。そういった未知ものに怪異は宿る。

・決して忘れてはならないのは、想像力の根幹にあるのは優しさであるという事。人を傷付けたり、危険なだけのものは想像力と呼ぶに値しない。

・スマホに限らず、今後はヘッドマウントディスプレイやVRにAIなど。新しい技術とデバイスが主流となり、それに合わせて人間の持つ想像力が新しい怪談を生み出すに違いない。

・その時に、単に怖さや陰惨さを追い求めるだけの怪談であってはならないと考えている。人に対する優しさや暖かい心、思いやりなど。そういった「本物の想像力」がエンターテインメントの本質であり、その想像力はホラーやオカルトにも必ず必要。

・『オカルトエンタメ大学』では、オカルトの知識や情報はもちろんだが、オカルトを通じて、想像力という名のエンタメ魂を学ぶ場所。

・そして『学校の怪談』は、そのような「本物の想像力」を教えてくれる存在。これからも学校の怪談の灯をともし続けていきたい。

今回の授業通して感じた事

授業の最後に、早瀬先生が話されていた事が全てだと思いました。

我が校はオカルトとエンタメを両輪で学ぶ場所。二つに共通していえるのは「想像力」です。

オカルトとは「見えないもの」「隠されたもの」を意味した言葉。先人たちは「何故雨が降るのか?」「何故太陽は回るのか?」と問いかけ、「もっと便利で幸福な世の中にならないか?」と考え、歴史を切り拓いてきました。つまり「見えないもの」「隠されたもの」を見つけようとした。これは人間が持つ想像力の成せる業です。

また、エンターテインメントも他人を楽しませる事。つまり圧倒的な他社目線が必要になってきます。これも想像力が必要なのです。

想像力とは未来であり人への思いやりです。オカルトはそこから決して目を背けてはならないと強く感じました。

インターネットもスマホもSNSも時代を確実に豊かにしました。この発明のおかげで世の中は便利になり楽しみも増えました。『オカルトエンタメ大学』を開校出来たのも、これらのテクノロジーのおかげです。

スマホに限らず今までも、何か新しい技術やテクノロジーが生まれる度に必ずと言っていいほど弊害が起きてきました。公害や自然破壊、戦争兵器、犯罪、失職など。

よって「ネットは良くない」や「SNSは問題だ」という批判は少し違うのかなと思います。大切なのはテクノロジーの進化と合わせて我々人間も進化し成長せねばならないという事。そのために学び続けなければならない。想像力いう名の武器を研いでいかねばテクノロジーを使いこなせないからです。


映画『学校の怪談』では、学校で起きる怪異現象を通じて、人間同士の友情や愛、思いやりに優しさ、悲しみが描かれました。そこには陰惨だったりただ怖いだけのホラーとは違う、温もりや本当の優しい想像力がありました。

だからこそ今見ても感動するし、記憶に残り続けるのだと思います。

私も、我が校で引き続き学んでいきたいと思います。

以上。

今夜19時からは早瀬先生最後の授業です。先生が小学生時代に登校していた学校の七不思議や、先生が呪いを恐れない驚愕の理由などを語ります。

教室はこちら。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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