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【オカルト朝活】映画『学校の怪談』の魅力を語る

おはようございます。『オカルトエンタメ大学』運営の小柳です。

今朝もオカルト朝活と題して昨晩の授業の復習をやっていきたいと思います。

昨晩は早瀬先生による、映画『学校の怪談』の魅力徹底解剖授業でした。当時リアルタイムで映画を鑑賞されていた方、またとくに男性の方(当時小学生)はかなり共感出来る内容だったのではないでしょうか?

※受講がまだの方は是非ご覧ください。

それでは早速始めましょう。


『学校の怪談』ブームの背景

・1990年代初頭に刊行された児童書がブームのはじまり。

・それ以前から怪談、怖い話を扱う図書はあった。ただし、文字が多い、話が長い、挿絵が怖すぎるなど。図書室人気はイマイチだった。

・1980年代後半以降、それ以前のものに比べ文章の短文化、絵柄がポップ、書籍名がとっつきやすい等の比較的ライトな怪談本が図書室に入り好評となったことで認知度があがった。

・「学校」という自分達が所属する世界に関わるものをテーマに扱ったことでより強く感じる身近な恐怖、好奇心をくすぐった。

・家庭の核家族化により祖父母から昔話や民話を聞くことがなくなり、その代わりとして学校の怪談が現代の民話としてなり代わった。

・80年代から社会問題になった校内暴力やイジメ、学校教育により抑圧された子供たちの闇などが怪談を生んだと言われたりする。

・噂話であり子供同士のコミュニケーションツールにも。SNSと同様、子供の中で爆発的に拡散。


『学校の怪談』関連のオススメ作品

 ・「地獄先生ぬ~べ~」
 ・「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」
 ・アニメ「学校の怪談」
 ・映画「学校の怪談」シリーズ

 
映画「学校の怪談」について

・早瀬先生は初めて見たときの感想
→実写で妖怪がこれだけ動くのか、という感動
→実際に放課後、自分の学校で妖怪を探していた
→登場する妖怪で特徴的なものはテケテケ、シャカシャカ、赤玉など

・怖い要素はもちろんあるが、それだけではない。化け物屋敷からの脱出劇の中に、同年代の幽霊との交流や別れが描かれる事で、物語にノスタルジック要素が加わる。

・今見ても自分の学生時代の記憶のアルバムをめくるように楽しめる。


異常過ぎる可愛さの前田亜季について

・パート2と3に登場する前田亜季。とにかく美少女で、当時この映画を見た全国の小学生男子達はその可愛さの虜になった。

・今回、早瀬先生が劇中の前田亜季さんの名シーンを再現。

※詳しくは本編の6分40秒あたりから


シリーズの変遷

・95年の1作目が配給収入(※当時は興行収入ではなかったのです)15億、翌96年の2作目が16億と大ヒット。しかし翌年公開の3作目が約11億。1年空いて99年公開の4作目はホラー色の強いテイストになるも興行成績は過去最低の約7億。以来、新作は作られていない。

・98年に「リング」が公開され、学校の怪談にあった子供向けのファンタジーホラーが通用しなくなった?90年末以降、時代は学校の怪談からJホラーへと。

・Jホラーブームが加速すると、怖さの描写が派手になっていく。如何に視覚的恐怖を与えるか?を重きを置いた作品が増えた。また、救いのないような展開やオチ、ただひたすら暗い話なども。これらはエンターテインメントと言えるのか?

・映画「学校の怪談」は少年ジャンプ的。出会い、苦悩、恋、別れ、涙、笑い。そういった要素を物語に組み込んでこそのエンタメなのではないか?

・これらを踏まえた上で、早瀬先生が考える「令和版・学校の怪談」企画を発表。


以上。

『学校の怪談』に関しては語りたい事が山ほどあるので改めて別の場で書こうかと思います。



同じクラスだったあいつは今も元気だろうか?
転校したあの子は何してるだろうか?

怖いものや不思議なものを純粋に好きだった気持ちを思い出させてくれる最強のジュブナイル怪談映画。未見の方は是非ご覧ください。

今夜も19時から早瀬先生による『学校の怪談』授業です。テーマは『現在と未来の学校の怪談』について。

教室はこちら。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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