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【オカルト朝活】学校の怪談における異次元
おはようございます。『オカルトエンタメ大学』運営の小柳です。お盆明けの月曜日。今日からお仕事再開の方も多いのではないでしょうか?暑くなりそうですが、水分補給しながら頑張っていきましょう。
さて、今朝も昨晩の授業「学校の怪談における異世界」について復習をやっていきたいと思います。
鏡と異世界について
・『学校の怪談3』は鏡の中の異世界に引きずりこまれるという設定。
・古来より鏡は儀式に使われており、鏡の面は世界の「こちら側」と「あちら側」を分けるレンズのようなものと捉えられていた。
・鏡の関する怪異をいくつか。
◆『合わせ鏡』
4時44分に見ると鏡の中に悪魔が現れる。
◆『ムラサキカガミ』
20歳になるまで紫鏡という言葉を覚えていると呪われる。言葉自体が脳に影響を与えるという説も。
◆『鏡の中のナナちゃん』
2ちゃんねるの洒落怖に書き込まれた怪談。とても恐ろしい話、各自調べて読むこと。
4時44分について
・『学校の怪談2』は4時44分になると異世界の扉が開くという設定。
・そもそも「4」という数字は不吉な数字とされる。早瀬先生宅は場所的に104号室だが、実際は105号室。
・四次元も異世界と似た言葉であり、4は四次元の四か?四次元ババア、四時ババアなど異世界に連れ去る妖怪もいる。
異世界に行く方法
・西暦の一桁が4の年の、4月4日午前4時44分44秒にとある校庭の真ん中に立つと異世界へ行ける。
・4時44分44秒に、ある学校の3階の廊下を走ると墓地に移動する。
・教室から外を眺めていると見たことのない教室が現れる。
・とある学校のトイレの便器の中に別のトイレがある。
早瀬先生の「異世界イジメ」シリーズ
・早瀬先生の実体験。
◆エピソード1「ソロバン」
・夏場、学校でソロバンをしていた。
・同級生のいじめっ子に学校裏の倉庫に捨てられた。
・すぐ開けたら、ソロバンは無くなっていた・・・。
◆エピソード2「大雨」
・大雨の日、傘を忘れたので近道で下校した。
・自宅の炬燵には同級生のいじめっ子が。
・絶対に自分より早く着くはずがない。
・着替えて戻ったら、同級生は消えていた。
・翌日、同級生に聞いたら、「知らん」と言われた。
◆エピソード3「山道」
・小学校低学年の時、イジメを苦に全裸で地元の山を全力疾走。
・木や枝で自分の体を傷付けようとした。
・気付いたら道路に出ていた、しかし体は何故か無傷。
・山は足の裏や体が痛くて歩けるような道ではなかった。山ではなく異世界を走っていたのか??
異世界とは何か?
・学校で怪異現象が起きるのは、トイレや理科室・音楽室などの教室ではない普段あまり立ち寄ることのない場所。つまり異世界のようなもの。
・また理科室などは高学年になってから始まる教科に使用する教室。低学年にとって未知の教科・勉強への好奇心は、異世界と同じ。
・普段の学校生活や退屈な授業、そんな日常をガラリと変え、「何かあるのかも?」という想像力を湧き立てる場所こそが異世界。
・学校の怪談は子供たちの想像力を刺激する、無くてはならない存在。
授業を通して思った事
今回の授業はオカルトの核心に迫った授業だったと思います。オカルトの本来の意味は「隠れたモノ」「見えないモノ」を意味する、まさに異世界でありアチラ側の世界と同じだからです。
学校の怪談は普段の退屈な日常をガラリと変えてしまう存在。だから普段からよくいる教室は「こちら側の世界」であり、普段あまり使わないトイレや理科室、音楽室、美術室は「あちら側の世界=異世界」。そのため妖怪や怪異現象が起きやすいのです。
今いる世界が退屈であり、同じような日々であるからこそ、あちら側の世界に何かがあるはず、という期待と想像力が「学校の怪談」を生んだのだと私は考えています。
これは子供達だけではなく大人も同じです。毎日の生活、仕事や家事に追われ、時には楽しく、時には大変で、時には辛い日々。不幸ではないけど幸せか?と問われれば「はい」と即答出来ない人生。これからどうなるんだろう?という微かな将来への不安など。
そういった、こちら側の世界に生きる私たちは、どこかにある幸せや夢・希望・理想がある「あちら側の世界」をたまに想像するわけです。
私も『オカルトエンタメ大学』を始めてからだいぶ世界が変わりました。日々の更新がこれだけ大変だとは思いもしなかった。ですが毎日オカルトに触れて、受講者の皆さんの感想なども聞けて、刺激的な日々を送らせて頂いています。
1か月前の私からすれば、今の私が過ごすこの世界は「あちら側の世界」だったのでしょう。どこか退屈で煮え切らない日々を過ごしていたのだと思います。
オカルトとは超常現象を意味する言葉でもありますが、本質的には自分の中に静かに眠る夢や理想、世界のメタファなのだと思うのです。
普通オカルトや心霊などは小学生くらいで卒業するものですが私のように大人になってもオカルトを好きな人間がいる。10年くらい前までは他人には余り言いづらい趣味だなと思い、自分から「オカルトが好きだ」と言わないようにしてきましたが、あるタイミングから「もう我慢できない」と感じてオカルト好きな自分をさらけ出すようになり今に至ります。
当時における「あちら側の世界=オカルト好きを公言出来る自分」は素敵な世界です。こうして素晴らしい企画を運営させて頂き本当に感謝しております。常に異世界という名の夢や理想・希望を感じながら、異世界へ行くための方法を模索し、行動を続けていく所存です。
子供たちの想像力がある限り、学校の怪談は存在し続けます。想像力が豊かであればあるほど、その輝きは増すでしょう。だからこそ、学校の怪談がない世界なんて寂しすぎますしそんな世界になってはらないと思うのです。
以上。
今夜も19時から早瀬先生による『学校の怪談』授業です。テーマは『学校の怪談という作品の魅力』についててです。
教室はこちら。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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