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ギャル曽根という快感

最近、あたらしい快感を知った。
「大盛りのご飯を食べているギャル曽根を、空腹の状態で観る」という快感。バーチャルな食欲が満たされる。おそらく、育ち盛りの孫にご飯を山ほど食べさせるおばあちゃんと同じタイプの気持ち。

アラフォーの私は、最近めっきりごはんが食べられない。かつては、ナン食べ放題ならば2枚、下手したら3枚食べていたのに、今は1枚でも持ち帰り袋をもらう。ラーメンに半チャーハンも、きつい。心は食いしんぼうのままなのに、胃がついてこなくて非常に悔しい。

この悔しさを、持て余した食い意地を、すべて受け止めてくれるのがギャル曽根なのである。

ギャル曽根の素晴らしいところは、おいしそうに食べるところ。フードファイトは過酷なはずなのに、彼女だけはいつも笑顔。しかめっ面で「おぇ」みたいにはならない。

チャーハンの下から塊の肉!バターたっぷりのオムレツ!みたいな極悪な展開でも、「わー!おおきい!」とか「濃厚!」くらいしか言わないし、彼女がきついときの顔は、忍者はっとりくんみたいなへの字口程度だ。圧倒的に画がキレイ。安心して見ていられる。

ポイントは、空腹で観ること。「あー!おいしい!」って思いながら空想上でずっと食べられる。ギャル曽根に投影した自分なら3kg食べられちゃうの。夢みたい。

でもさ、3kgのデカ盛りプレートをみんなで無理して食べるんじゃなくてさ、もっとウキウキなギャル曽根が見たい。1ミリも無理しないでほしい。

たとえば、中高年をターゲットにした旅番組。まだお子さんが小さいから難しいかな。ヒロシの迷宮グルメ食堂みたいに街をぶらぶらして、フード気のいいおじちゃんおばちゃんがいる商店街でおいしいものをゆっくり食べてほしい。中高年みんなニコニコしちゃうと思うよ。バーチャル食欲とバーチャル旅欲が満たされるはす。

BSの深夜枠、「ギャル曽根とおいしい商店街」
これどう。良くない?日本を明るくすると思うなぁ。

ほんで今調べたらギャル曽根36歳だった。アラフォーだった。いつも快感をありがとう。無理せず食べて、長生きして欲しい。

#39歳の日記  


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