人生初「弁護士を立てます」と言われた

今朝、生まれて初めて「弁護士を立てます」と言われました。

正しくは「弁護士を立てます」とメッセージが飛んで来たのです。

弁護士

人生で初めてPayPayフリマに出品した取引での出来事です。新調したために使わなくなったプリンターのインクカートリッジが未使用で大量に余っていたので、それを出品しました。すると秒速で「そのインクカートリッジを使っているプリンターを売って欲しい。故障していても構わない」と質問が飛んできました。

しばらく放置していると「返信をください」と催促されるので、「本体はあります。ただし適切な価格や送料もわからないので、勉強してから別途出品を考えます」と回答しました。

そうすると「送料は最大○○円。価格は○○円で構わない。梱包もプチプチでくるむだけで良い。売ってください」とさらなる質問が。しばらく放置していると「価格はインクカートリッジの出品価格と同じで良いから売ってください」とさらなる催促が。価格を上げてきたのです。

私のプリンターはすでに不用品なので、それで売ってもいいかな、と思ったのですが、インクカートリッジを売ってる取引画面で別のものを売るのも気持ち悪いな、と思ったので「適切な価格を調べて決めてから別途出品します」と回答したところ、秒速で「購入しました」の通知が。インクカートリッジを購入されたのです。そして「インクカートリッジは要らない。本体を送ってください」とメッセージが来ました。

さすがにびっくりして「この取引で売って良いかどうかわからないので、規定とか勉強し直します」と回答しました。その後しばらくメッセージのやり取りが続き、放置すると催促が来るので「別途出品を考えるので、この取引はキャンセルさせてください。このようなやり方が正しいのかどうか事務局に問い合わせてみます」と送ったところ「そっちがそういう対応するなら、こっちは弁護士を立てます。大丈夫か?」とメッセージが飛んできたのです。さすがに慌てました。取引をキャンセルすることは可能なのですが、相手の同意が必要なのです。同意を求めると、「弁護士を」と言ってきます。

さて、困りました。私は一度も「売る」と言ったつもりはありません。ただしメッセージをやり取りした数が多くなったため、最初の頃の私が書いたメッセージはもう見ることができなくなっています(PayPayフリマの仕様なのですかね。これは要注意です!)。もし私が「本体を売る」という意味にとれる発言をしていたとすると、私が不利になる。「弁護士を立てる」というのが脅しだとしても、です。

追い込まれました・・・

必死に自分の発言を思い出しながら、閲覧可能なメッセージをつぶさに見直します。そうすると・・・! あった、ありました。相手の発言で「別途出品するのなら、この取引はキャンセルしてほしい」というメッセージでした。相手がキャンセルを申し出ていたのです! 

このメッセージを引用して「申し出どおり、キャンセルします。ご理解をお願いします」と回答しました。そしたら「強要するような発言をしてもうしけなかった」とお詫びのメッセージが来ました。これで一件落着です。

相手の「キャンセルしたい」という発言がなければ泣き寝入りして、本体を送っていたかもしれません。どうせ不用品なので、送ってしまっても良かったのかもしれないですし。

きっとこのようなやり取り、プリンターのインクカートリッジを出品した人が不用になった本体を買い取る、ようなことが一般的に行われているのでしょうね。それだけ需要があって、競争が激しいのかもしれません。この方も「別途出品すると横取りされる」と書かれていましたし。

初めてプリンターのインクカートリッジや、付属品を出品される方、「こんなことがあるんだ」と参考になれば幸いです。

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