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家探しその11 ホームインスペクション

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場からまた専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。

※さくら事務所HPより引用

本当に中古戸建を購入するのなら、ホームインスペクションは必須であると考えていた。
そして、その依頼先は『さくら事務所』さん一択だった。
Twitter界隈でさくら事務所さんの良い評判を聞いており、迷いは無かった…!

僕が選んだのは「ゴールドコース」
素人では絶対に分からない屋根裏&床下まで調査
を行う、利用者数No.1のコースである。

※利用者No.1という安心感…!

申し込み後、物件の住所を伝えると現地で待ち合わせることになった。
担当者様から、
「当日は大きな荷物を持って行きますので、すぐに分かると思います!」
とのこと。
それだけで分かるんかいなと不安でしたが、
当日現地には

冷蔵庫を背負っている人がいた

※お、お待たせしました。

本当に冷蔵庫だと見間違う程の大荷物。
よく武蔵中原駅から歩いて来ましたね…

当日は午前10時スタート。

①外壁

普段は気にも留めないが指摘され初めて意識するレベルのシミ。
実は水が垂れたシミであり、外壁の軽微なひび割れから雨水が浸透した可能性あり。
→経過観察となった。

②玄関

床タイルの一部に浮きがある。
→足入れの影になる位置であり特に問題なし
※打診棒の正しい使い方を初めて見た。
 てっきりディベロッパーをしばく為の棒だと…

③室内

天井部のひび割れ。
石膏ボードの継ぎ目に沿ったひび割れと推測。
→特に問題なし。クロス張り替え時に
「寒冷紗(カンレイシャ)」での補強を勧められる。

壁のひび割れ。
上記と同じで石膏ボードの継ぎ目と推測された。

④天井裏

換気扇まわりに断熱材の欠損を指摘される。
→断熱材を補強することで特に問題なし

木の含水調査。
通常20%以下であれば問題なし。
(写真は7.5%)

⑤床下

床下木材も含水調査。
通常20%以下であれば問題なし。
(写真は2.0%)

基礎コンクリート立上がり部分の幅。
一般的な15cmであり特に問題なし。

その他屋根・バルコニー・キッチン・浴室・トイレ等、ここでは書き切れない程の調査となった。
調査時間は休憩なしのぶっ通しで6時間(えっ?)結論として、大きな問題はないとのお墨付きをいただいた。

ここからはホームインスペクションを利用した感想ですが…
正直、大満足です。
掛け値なしで、大満足です。

特に満足した点があります。
僕はホームインスペクションを単に住宅の診断「だけ」だと思っていました。
でも違うんです。

担当者様
 「外壁の塗装は、手で触って塗料が手につけば塗り直しの時期ですよ」
「シンク下の水漏れ跡は、キッチン水栓の部分から水が垂れるので注意して下さい」
「この穴は床下換気口と呼ばれます。薄らと光が見えるでしょう」

※床下換気口から光が見える

などなど。
知識も何も無い僕に、戸建との付き合い方、点検のやり方、見るべきポイントを教えていただいた。
6時間つきっきりで教えていただいたのだ。
この点が特に満足でした。

住宅購入。
それは420ヶ月(35年)もの間、毎月10万円以上出費し続ける高額な商品です。
それがたった1ヶ月ちょっと分の金額で、35年間の「安心」と「知識」が学べる。
中古物件に不安があるのなら、ホームインスペクションの実施を強くオススメします!

 【学び】
中古住宅を購入する際は、ホームインスペクションを実施しよう。
プロに判断してもらい、プロから学ぼう。
特に戸建は、マンションとは躯体から違うので必須である。
 
【追伸】
さくら事務所さんの「ゴールドコース」にちなんで、赤羽における「ゴールドコース」を紹介したい。

お後(残り2章) がよろしいようで…

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