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初期ユーザー像と相性の関係(失敗編)

サービスグロースに必要な"ユーザーによるサービスを盛り上げる仕組み"についてのメモ。

そもそも、最初の予測の段階でサービスと相性の良いユーザー像を明確にする必要がある

今思えば、当初のユーザー像とMachiTag自体が甘かった。

①SNS使いこなしてグルメ投稿する人(サービス盛り上げ役として)
②カフェ好きそうな渋谷界隈にいる20代(エンドユーザーとして)

結論、一時期注力してた①②の対象は当時のMachiTagでは掴めなかった。(ロケーションSNSのMachiTagの場合)

①の取り組み結果は、インスタグラマーを中心にDMし100名近く会いMachiTagへの投稿依頼(MachiTagアンバサダー)をするが、モチベーションを作りきれずサービス活性化には至らなかった。
よくある話で、プラットフォームをハックする〜系の案を見かけたけど、既存のSNSから新たなSNSへの乗り換えは難しい上に、既存SNSでの取り組みを積み上げられる仕組みって最初から構築しておくレベル。それにすぐお金がチラつく。
(FBコミュニティにもアプローチしてみたが、相性の兼ね合いでマッチせず。※これは、垢バンされたり怒られたりとFBの属性が分かりやすく見えた経験になり、結構面白かったのでいつか別で書こうと思う。)
本当に一握りでサービスを見守りつつ接点を持って頂ける方もいるけれど、かなり貴重な存在。

②の取り組み結果は、フィールドワークで300〜400人程声をかけて当時のMachiTag(トレンドメディアの紹介するスポットがMachiTag内で見つかる状態)を説くも、継続利用者は現れなかった。
今ならよく分かる。基本新しいサービスなんてほとんどの人が使わない(特に習慣的に使うような既存のサービスと類似する側面がある場合)。その上、最初のタッチで圧倒的な印象がなければサービスに戻ってくる人は少ない。
つまり、当時はコンテンツで圧倒的な利便性を説くに至らなかったことが要因。

だから、①②のユーザー像は相性が良くなかった。

そこで気付いたこと。

○圧倒的な基盤を作ること
○ファンは一朝一夕でできるものではないこと

これで当時のMachiTagグロースで注力する取り組み自体を、"ユーザー作り"から"サービス基盤強化"へピボットさせるきっかけになった。

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