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実際に見ることによってではなく、信じることによって、事実とみとめているのです。

2コリント5:7

夫の態度が少しずつ変わってきました。少しずつ普通に話せるようになってきました。

10月1日予定では抗がん剤治療をおこなうはずでした。けれどこれ以上身体が副作用に耐えられないだろうと、治療の中止となったのです。

夫はすでに寛解と言える状態であるため、再々発防止の為に地固療法として抗がん剤治療を受けていたため余計に副作用も強く出ていたのでしょう。

私は治療中止となり、内心ほっとしていました。これ以上 ”俺はガンなんだ!”と怒鳴られることからの解放と、治療後に副作用で苦しむ姿を見なくて済むのですから。

もっと喜べるかなと思ったのですが意外とそうでもなく。副作用と再発を天秤にかけたら、苦しい副作用に耐えてでももう再発はしたくないという想いでずっと治療に耐えてきた夫に告げられた治療中止。夫は言葉を無くしていました。これが幸せなことなのかもわからないというように。

抗がん剤は3週間に1度のサイクルでしたので、最後の治療はちょうど1ヶ月前。再発がわかって治療を始めたのが去年の5月末。約1年半ぶりに抗がん剤から解放された身体は少しずつ元の健康な状態に戻っていることは確実なのですが。それが夫の態度を少しずつ変えている証拠なのだと思う。

祈りつづけます。それが今目にみえなくても、神様のことばが真実なので。

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