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日本の広瀬、見せ場作れず【第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第2戦】

 9月6日に「第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の第2戦が中国で行われ、中国の柯潔九段が日本の広瀬優一七段に勝利し、2連勝を飾った。明日の第3戦は、韓国の金明訓九段が出場する。

Golaxyの勝率と目数のグラフ(△広瀬―柯潔)

 黒番の広瀬七段は、序盤のチャンスを掴めず劣勢に陥った。その後は手厚く押し切られて短手数の投了を余儀なくされた。日本は第1ラウンドで勝星を稼いで、第2ラウンドに繋げたいところだ。

第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦
主催:韓国棋院
後援:株式会社農心
賞金:5億ウォン(約5450万円)
日程:9月5日~8日(第1ラウンド)
持ち時間:各1時間+1分の秒読み、コミ6目半
【日本】一力遼、芝野虎丸、井山裕太、許家元、広瀬優一
【韓国】申真諝、偰玹準、金明訓、申旻埈、朴廷桓
【中国】李軒豪、丁浩、謝爾豪、柯潔(2勝)、范廷鈺


急転直下の瞬間

【実戦譜:工夫が裏目に(△広瀬―柯潔)】
 黒1と左上の白を取りにいったのが失策。白2と粘られて黒の負担が重い攻防となり、白優勢へ一気に傾いた。黒1でAと迫れば、黒が打ちやすい進行だったようだ。

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