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優勝の行方は最終戦へ持ち越し【第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権・6回戦】

 6月26日に「第10回黄竜士杯世界女子囲碁選手権」の6回戦が中国で行われた。日本の上野愛咲美五段が藤沢里菜七段に勝利し、5勝1敗で最終戦に繋げた。上野五段が優勝する条件は「最終戦に勝利すること」か「上野五段と中国の周泓余七段が共に敗れた場合」の2通りとなった。

【6月26日:6回戦の結果】※左側が勝者
上野愛咲美(日)藤沢里菜(日)
陸敏全(中)―崔精(韓)
周泓余(中)―李小渓(中)
許瑞玹(韓)―李赫(中)

【6月27日:7回戦の組み合わせ】
上野愛咲美(日)―陸敏全(中)
藤沢里菜(日)―李赫(中)
周泓余(中)―許瑞玹(韓)
崔精(韓)―李小渓(中)


剛腕のサバキ

【実戦譜:反撃目指す捨て石(上野愛咲美―△藤沢里菜)】
 白1と相手の受け方を見たのが強力。黒2から6と分断された後、白7と中央の白を守るのが本命の狙い。黒Aと切断されても、右辺の白を捨て石に中央を補強した後、白Bと下辺の黒を攻める狙いがあり、黒苦しい戦いだ。

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