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攻守逆転の巧みなサバキ術【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手019】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:包囲された白石の対処】
 右下の白2子をどのように助けるかが焦点。絶芸は右下隅の弱点を突いて、的確な収束を見せます。

【正解図:攻守逆転のサバキ】
 白1、3と整形するのがうまい。黒4と分断されても、白5以下で黒は強く抵抗できない格好。次に、白Aは厳しいので――、

 黒8と受けざるを得ず、白9以下で右下の脱出を図ると同時に、下辺の黒への攻めを見て白悪くない展開。黒Aには白B以下と受ける要領。

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