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知っておきたい形の急所【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手009】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:僅かな間隙を突く】
 白1に黒2と左下を守るのは自然な対応に見えますが、左下の黒陣に重大な欠陥があります。

【正解図:一瞬の隙】
 白1と黒2を交換した後、白3のツケが形の急所。左下の黒3子は助け出せない格好です。

 黒4から8と抵抗するも、白9以下と先手で左下を補強されながら、大場へ走れるので白悪くない展開です。

【参考図:通常の石運び】
 単に白1と大場へ走るのも有力。左下の黒陣は手残りなので、左下の白は見た目以上に強い格好となっています。

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