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敵陣を飲み込む驚異の戦闘力【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手028】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:消滅する前触れ】
 白1の打ち込みに、黒2と大きく攻める選択された局面。絶芸は敵陣を荒らすだけでなく、相手の石を取る大戦果を挙げていきます。

【正解図:飲み込まれる敵陣】
 白1と黒2を交換した後、白3と抵抗するのが白の狙い。既に、黒は厳しい攻めを繋げづらい格好になっています。

 黒4、6と反発されても、白7でAとBを見て、敵陣の中で整形することに成功しています。

 黒8と受けるなら、白9以下と左辺の脱出を図ると同時に、AやBの反撃を見られます。

 黒16と左辺を補強されても、白17以下で左上の黒を飲み込めたので白十分な戦果です。

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