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足早な展開を優先する捨て石の発想【囲碁AI・絶芸に学ぶ次の一手016】

 このシリーズでは、ネット対局「野狐囲棋」にいる囲碁AI・絶芸の対局の名場面を紹介します。不利に思える局面を一瞬で覆していく妙技をご覧ください!

囲碁AI・絶芸とは
 絶芸はテンセント・ホールディングスが開発した囲碁AI。野狐囲棋のアカウントは「絶芸指導F」。現在は中国国家チームのみが検討などに使える。なお、棋士であれば置き碁(2子局、絶芸が白番)で対局できる。

【テーマ図:置き去りの中央】
 黒1、3と中央の白を攻めにこられた時、どのように対応するかが焦点。絶芸は明るい発想で中央を処理していきました。

【正解図:捨てる発想】
 白1から5と中央を捨てて、右辺を大きく囲ったのが好判断。黒6と制されても、白7の両ガカリに先着して、白悪くないワカレです。

【失敗図:活路見えず】
 素直に白1と動き出すのは、黒2以下と中央の白が孤立して、白が苦しい戦いになります。

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