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日本の一力が世界四強入り【第10回応氏杯世界選手権・本戦準々決勝】

 7月4日に「第10回応氏杯世界選手権」の本戦準々決勝が中国で行われ、日本の一力遼九段が中国の許嘉陽九段に勝利し、ベスト4入りを果たした。準決勝三番勝負は7月6、8、9日の三日間で行われ、日本の一力九段は中国の柯潔九段と対決する。

【7月4日:準々決勝の結果】※左側が勝者
一力遼(日)―許嘉陽(中)
柯潔(中)―王星昊(中)
謝科(中)―元晟溱(韓)
許皓鋐(台)―李欽誠(中)

【7月6日:準決勝三番勝負の組み合わせ】
一力遼(日)―柯潔(中)
謝科(中)―許皓鋐(台)

Golaxyの勝率と目数のグラフ(△一力九段―許九段)

 黒番は一力九段。中盤まで一進一退の攻防が続くも、後半戦で勝負強さを見せて辛くも勝利を掴んだ。今年は日本の井山裕太九段に続き、一力九段も世界四強入りを果たしている。このチャンスを掴み、悲願の世界戦優勝に繋げてほしいところ。


確かな中盤力

【実戦譜:隙のない収束(△一力遼九段―劉宇航七段)】
 黒1、3と形を決めた後、黒5でAとBを見て黒が打ちやすい局面となった。その後も、僅かなリードを守り切り、一力九段が薄氷の勝利を掴んだ。

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